あらすじ
藤田和日郎が明かす新人漫画家養成術。
「うしおととら」「からくりサーカス」「月光条例」そして「双亡亭壊すべし」で少年漫画界を熱く走り続ける藤田和日郎。
その仕事場からは数多くの漫画家が巣立った。
今回、藤田和日郎のアシスタントになった架空の新人漫画家が、連載を勝ち取るまでを描く体裁で、藤田氏が自身の漫画創作術、新人漫画家の心構えやコミュニケーション術を語り下ろしました。
藤田和日郎の初代担当者も新人漫画家の担当編集者として登場。
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読者も読んで!
特に印象に残ったのは、会話・ネームの大切さを「言語化の訓練」と説いている項目。言語化は、自己の好き嫌いを深く掘り下げて心を動かすものの正体を知る。また他者との違いを知り客観性の視点を持つ手立てでもある。ひいては作者の思いが詰まったキャラクターの魅力となり、読者を惹きつけて止まない作品の根幹になる。
他の漫画指南書ではここまで熱く語られないだけに興味深い内容である。
Posted by ブクログ
2017/6/18
発売すぐに買ったけど読むのは今頃。
読者だけど読んじゃいました。
前から熱い人だとは思っていたけどやっぱりめちゃくちゃ熱い人でこっちまで熱くなった。漫画化志望じゃないのに。
好きなもの人に言わなくなったもんな~
熱く語るなんて滅相も無い。
人に心のうちを見せるのが怖くて怖くて避けてるうちに自分でも何が好きだかよくわからなくなってどうすれば熱くなるのかもわからない現状ににっちもさっちもいかない八方塞出口はどっち?って日々なんだけど、こういうことをすれば出られるのかも。
からの最終章。
「耳あたりのいい言葉」はコワイと来た。
スゴイスゴイ!大興奮。バレてる!
耳あたりのいい言葉で言い逃れること多いもん。私。
本音を言わず小手先で無難で美しいことを言いたがるのよ。
それで切り抜けてしてやったりってかっこ悪いなぁ。
でもサラリーマン的には時々は仕方ないねん…
でもなでもな、一生懸命やろう。好きなものは好きと言おう。
怖くても考えてもがいて真面目にやろう。
藤田和日郎のファンって見る目あるんだから、私。