【感想・ネタバレ】月のうたのレビュー

あらすじ

小学生の時に母を亡くした民子は、父とその再婚相手との三人暮らし。複雑な想いを胸に秘めていたが、亡き母の親友からある話を聞き、徐々に心を開いていく――それぞれの想いを鮮やかに掬い取った、切なくも温かな家族の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「お民ちゃん」に1票。
かわいいし、言いやすいな。

あ〜、ほんほんそれそれ。ポプラ社だからだヨ。

0
2025年08月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふんわりと穏やかな雰囲気が物語全体を優しく包み込む。
読んでいて何度も温かい涙を流した。
強いメッセージはないけれど、そっと静かに心に刻まれていく。

小学生の時に母をガンで亡くした民子、民子の継母の宏子、民子の亡き母の友人の祥子、民子の父の亮太4人の視点による連作短編。
大人びていて冷静な民子と、カラリと明るい宏子。
正反対の性格の、一見合わなさそうな二人が徐々に打ち解けていく様子がとても良かった。
民子の優しい祖母と宏子の豪快な母親も素敵で二人のエピソードに泣けた。

「人は生かされている」
「本当の優しさは、自分のことは自分で全部背負い込んできっちり落とし前をつける強さがないと出てこない」
「生きていくことは自分で決めることを繰り返していくこと」
心に染み入る言葉が続く。

まんまるお月さまがいつもみんなを優しく照らして見守ってくれている。
この作品に出てくる女性達の芯の強さや優しさが清々しく、とても良かった。
亡き母も月の裏側できっと微笑んでいるに違いない。

穂高さんはこれが初読み。
他の作品も読んでみたい。

0
2018年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美智子さんが亡くなる前に夫にかけた言葉に愛が溢れてた。自分がもうすぐこの世から去ると悟ったとき、まず相手のことを想ってあんな言葉をかけられるだろうか。
血が繋がってない人同士なのに、家族になるってすごい。

0
2025年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なかなかに泣けた。
泣かされた、という疲労感もなく、
ここちよく。

妻になってももう一度読みたい。
母親になってももう一度読みたい。
祖母になってももう一度読みたい。
もし後妻になっても。
腹違いの兄弟ができても。

そんなかんじ。

0
2012年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひとつの物語を、章ごとに異なる登場人物の視点から描いています。
こういう見せ方をする作品はもともと好みなので、楽しめました。

物語自体は、取り立てて大きな事件が起きるでもなく、
淡々と静かに進んでいく感じです。

毎年、秋~冬は、静かで落ち着いた物語が読みたくなるので、
次の秋にでも再読したいと思います。

0
2012年01月29日

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