あらすじ
「BBT×プレジデント」エグゼクティブセミナー第二弾!
「間違いなく IoTの時代が到来する」
本書では、IoTとは何かを検証するにとどまらず、
企業はIoTをどのようにビジネスチャンスにつなげていけばいいかを実際に成功している事例を交えながら解説。
今いちばん新しい、そして実践的なIoTのテキストがここに。
【著者紹介】
大前 研一(おおまえ・けんいち)
早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。
日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、
現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。
著書は、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代』の新・国富論』(共に小学館)、『日本の論点』シリーズ(小社刊)など多数ある。
【目次より】
第一章◆IoT戦略の要諦
大前研一/(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長
第二章◆IoTで未来はこう変わる
村井 純/慶應義塾大学環境情報学部長・教授
第三章◆シーメンスとドイツの新製造業戦略(インダストリー4.0)
島田太郎/シーメンス専務執行役員・デジタルファクトリー事業本部長兼プロセス&ドライブ事業本部長
第四章◆車の自動運転と高度交通システムの新しい形
ヴェルナー・ケストラー/コンチネンタルコーポレーションインテリア部門ストラテジー&トランザクション担当シニア・バイスプレジデント
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このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
具体的な事例がたくさん載っていて良書!
気になったところをいくつか紹介(ネタバレ注意!)
●GE インダストリアルインターネット
製品販売や保守点検で稼ぐ「契約モデル」→データ解析での効率アップを約束し「利用分を売るモデル」へ
飛行機のエンジンデータを飛行中に取得し、
異常を検知して着陸後すぐに修理できるようにする。
飛行時間と燃料量とのバランスのアドバイス
→結果にコミットするライザップ方式も良いかも
●収益モデル
・従量課金→ロールスロイス社 飛行機エンジンは出力×使用時間で課金
・ダイナミックプライシング →駐車場料金を混雑度合に応じて変化させる
・データ販売 →ソニーの電子お薬手帳利用データを製薬会社へ販売
●ジャックウェルチ「自社のこれまでの事業部を潰すためのアンチ事業部を作ろう!」
Posted by ブクログ
大前さんのIOTの本。網羅的に基本的なこと、事例が押さえられており、ベースを高めるにあたり参考になる。
<メモ>
・IOTによる価値創造の累計
1オペレーション最適化(業務効率化コスト削減)
2リスク管理(故障予防保全)
3マーケティング戦略の高度化
4新規事業創出
・IOT戦略の要諦
スピード リーンスピードアップ 小さく初めて高速仮説検証
チーム作り オープンイノベーション 外部から必要な技術人材を集める
トップのコミットメント 必要性を内外に強く発信する。
・Industry4.0が必要な理由
市場へより早く
顧客の好みに合わせた製品を
コストミニマムで提供する
・シーメンスが考える目がトレンド
デジタル化への移行 複雑かつ多様なシステムにつながった世界
グローバル化
都市化
人口動態(人口増加と高齢化)
気候変動
・スマートイノベーションを生み出す変革の力
モノのインターネット
クラウドテクノロジー
3Dプリントテクノロジー
ナレッジオートメーション
先進ロボット
・自動車のビジネスモデル変化
従来 自動車メーカー→車両→サービス
将来 モビリティサービスプロバイダー→サービス→車両