【感想・ネタバレ】お家さん(下)のレビュー

あらすじ

台湾への進出が成功、さらに戦争特需の波に押され、一隻の小舟から世界に冠たる巨艦となった鈴木商店。しかし戦後不況という時代の潮に揺さぶられ、やがて関東大震災がもたらす未曾有の衝撃が、その船体を歴史のはざまへと沈めてゆく──そんな困難の中でも、彼らが最後まで捨てられなかった、商売人としての哲学と希望は何だったのか。幻の商社の短くも太い航跡、感動の完結編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後は若干駆歩感があったが
1つの家の栄華から没落までを書ききった
凄く良い作品だった。

今でこそ鈴木の名前は残っていないが
鈴木の一員だった会社は
事業主を変えて
生き残り社会を支え続けている。

何でも神戸製鉄では社章は当時のままとか
(今は変わったかも)

経営者一族って
社員の事なんて何一つ考えず
やりたい放題しているイメージがあったが
(実際我が社はそうだけど)
明治・大正・昭和
時代も変わり、戦争をくぐり抜け
大震災を経験した当時は経営者も
労働者もお国のために働いたんだろうなぁ~
だから経済大国日本があると
改めて考えさせられた。

0
2016年12月12日

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