【感想・ネタバレ】ナルニア国物語6 銀の椅子のレビュー

あらすじ

学校の体育館裏からアスランの国に入り込んだユースティスとジル。カスピアン航海王の息子リリアン王子を見つけ出す任務と、そのための道標となる4つの〈しるし〉をアスランから与えられ、ナルニアへ向かう。沼地に住む〈ヌマヒョロリ〉族のパドルグラムの協力を得て北を目指すが、行く手には思わぬ罠が待ち受けていた! 巨人の都から地底の王国まで、縦横無尽の大冒険。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

行方不明の王子を探せ!

いじめっ子に追い詰められたジルとユースティスは、向こうの世界でアスランに出会う。2人が託されたのは行方がわからなくなっているリリアン王子を見つけること。

〈ヌマヒョロリ〉のパドルグラムという個性的で親しみのわくサブキャラクターが登場したことに嬉しくなる。悲観的なことばかり言うが勇気のあるパドルグラムは、まだナルニアでの冒険に慣れていないジルを時に優しく時に厳しくフォローしてくれる。ドーン・トレッダー号の冒険を経てすっかり頼もしくなったユースティスも素敵。

ラストでリリアン王子と再会した直後に亡くなってしまうカスピアン。しかしアスランの国に現れたカスピアンは王位への戦いの時やドーン・トレッダー号の頃のようないきいきとした姿で現れる。それが懐かしくて嬉しいのと同時に、亡くなった後ということで悲しくもある。

あと1巻しかなく、しかもそこでナルニアに終焉が訪れることを知っている身としては次を読むのが少し怖い。しかし解説にあったように次は刊行順に読んでみて2周目を楽しみたいとも思う。

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2023年10月28日

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