あらすじ
およそ半世紀前に産声をあげたインターネット。そのテクノロジーが生み出した新しい「世界」は社会、経済、文化、時間、家、あらゆるものをつなぎ、変化させた。しかし常時接続や無線接続、IoTのなかでその輪郭は消失し、自由と可能性に満ちた「世界」は、むしろ閉ざされつつあると家入氏は指摘する。パソコン通信からSNSを経由し、サーバー事業やプラットフォーム事業、さらに都知事選まで、ネットと共に人生を歩んできた氏が、なぜ今その「世界」に別れを告げるのか? 果たしてその「世界」の未来の姿とは? これは、その「輪郭」を取り戻すための思想の旅。
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Posted by ブクログ
今週はサラ読みできるのを沢山読もうということで3冊目。
元ペパボ社長の家入さんの一冊。
インターネットが次のフェーズに入ってきてるよねという内容。確かにふむふむと読み進めることができると思います。
黎明期の事とかインターネットの歴史をあまり知らない人にオススメかもしれないです。
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メモ
イギリスの哲学者ジェレミー・ベンサムが設計した刑務所施設の構想「パノプティコン(全展望監視システム)」は牢獄が円状に配置され、中心に立てば360度見渡せる。五輪エンブレム問題のメタファーとして引用。
糸井さん曰く、シェアとはおすそ分け。
エクスターネットという考え方。インターネット外へ行く。
ドイツの哲学者アルトゥル・ショーペンハウアーの著書「孤独と人生」での一節。
「健康についでこの世の最高の宝である真の心の安らぎと、落ち着いた気分は、ただ孤独のなかだけにみいだされるものである」