あらすじ
東京に暮らす男子高校生・瀧は、夢を見ることをきっかけに田舎町の女子高生・三葉と入れ替わるようになる。
慣れない女子の身体、未知の田舎暮らしに戸惑いつつ、徐々に馴染んでいく瀧。
身体の持ち主である三葉のことをもっと知りたいと瀧が思い始めたころ、普段と違う三葉を疑問に思った周りの人たちも彼女のことを考え出して――。
新海誠監督長編アニメーション『君の名は。』の世界を掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。
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君の名は。
映画も見て小説も読んでいたが、どうして三葉の父が全住人を避難させる説得に応じたのかわからずずっと疑問に思っていたが、この本を読んでようやく全ての謎が解決しスッキリしました。ここまで読んでようやく全てが結びつく、1人1人の物語があって、それで物語が完成する。ひさしぶりにハマる映画・小説に出会えました。
Posted by ブクログ
三葉をとりまく人たちのサイドストーリー。
個人的には、最後の父の物語が良かったです。本編ではほとんど描写のなかった母・二葉との出会いから始まる物語。宮水神社の神職となった父・俊樹が、どうして町長となったのか? そこに至るまでの心理描写が深いです。
Posted by ブクログ
君の名はのova。本編では描かれなかったシーンが良かった。特に三葉の父親は本編の核心に近いぐらいの内容だった。厳格な父だったかと思いきや、(そんな過去があったのか..)、と同情した。三葉の一族や周囲の人々は昔から続く文化のせいか、宗教っぽさがある上、三葉の祖母も意味不明なことを言っていた。本編自体が謎めいた表現で包まれたり。三葉の父親は、そんな世界に反した現代人に見える。代々続く風習を嫌い、普通の生活を望む人。何事の価値観にも染まりたくない僕ら現代人にそっくり。結局、最後の最後で三葉の父親は祖母が言っていた言葉を理解したが、複雑だなぁ。誰も理解してくれない中で生きてきた。そもそも三葉の母親と結婚すべきじゃなかったかもしれない。そうすれば厳格にならない人になってただろうに。でも逆に、政治家になったことが結果的に隕石から人々を救ったのだから、どっちがいいかは言い切れない。
Posted by ブクログ
「君の名は。」のアナザーストーリー。
映画を見て小説を読み、更に理解を深めたいと思って手に取りました。結果、正解でした。おすすめ。
以下4編の感想。
三葉と瀧が入れ替わっていた時の糸森での話。
ここは軽く読んだ。
もう少し理解深めたい気もするので次回の課題。
テッシーの話。
自分も嫌だと思いながら、でも悪く言われるともっと嫌だっていう地元の感覚はとても共感できた。
三葉、テッシー、サヤちん友情は言わずもがなだけど、瀧とテッシー&サヤちんの友情も、自然と結ばれていたんだなと思った。
四葉の話。
血の繋がりや土地の繋がりを感じるお話。
これはもちろんフィクションだということを理解した上で、「繋がり」というものを本能的に知ってるようなわかっているような気持ちは持っているなあ。
俊樹の話。
1番楽しみにしていたこちら。そして期待どおり。特に後半は鳥肌がたったし、読み終わりには思わず「おぉ〜…!」と感嘆した。
あるべきところに収まる。流れに流されて生きてきた感覚があるけど、私も一度だけそう感じたことがある。使命とまでは言わないにしても、なぜここに自分がいるのか、ここに来たのか、教えられるともなく理解するみたいなね。