【感想・ネタバレ】リーダーのための経営心理学--人を動かし導く50の心の性質のレビュー

あらすじ

公認会計士・税理士でありながら心理カウンセラーの資格を持ち、最先端の心理学や脳科学を研究するとともに、経営コンサルタントとして多くの社長のメンターを務める著者が、そのノウハウを全公開した初の書籍。人の心のメカニズムを心理学や脳科学から説明し、それを人事・組織、営業・マーケティング、マネジメントに活かせる、人を動かし導く方法としてご紹介します。

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Posted by ブクログ

管理職というポジションは「人を動かす」ことが重要な業務の一つだと思う。
どうしたらチームをまとめて目標を達成できるか。どうしたら部下が率先的に動いて成果をだしてくれるか。この本を読んで「なるほど」と思うところがたくさんあった。
部下に何かを伝えるとき「何を言うか」ではなく「誰が言うか」の方が遥かに影響力があることがわかった。その影響力はどこからくるのか...それは信頼の有無。人は信頼できない相手から言われた言葉には聞く耳をもたないもの。信頼を得ているとその言葉に力が宿る。言葉に力を宿すもの、それが信頼だということなのだ。
これからも迷ったら何度も読み返したい一冊だった。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

予想していたよりも相当良かった。
まず、読みやすいし、わかりやすい。かといって内容が物足りないわけでもない。
心理学というなかなかにつかみどころのないタイトルから学問的だったり、精神論的なことが書かれているのかと思ったが、すごく論理的で腹に落ちた。
人には性質というものがあり、その性質というものを意識せずに何かをしてもなかなかうまくいかない。逆にその性質というものを意識することによって人を動かし、導きやすくなるのはたしかかと。
人の心の性質を知り、人と信頼関係のあるコミュニケーションを取ろうとすることが円滑な経営や人間関係をつくるのだとあらためて思った。
「人を動かす」をわかりやすくまとめたような内容な気もした。
これは読んで忘れたらダメだ。何度も読むべき本と思う。

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2017年05月23日

Posted by ブクログ

言葉が分かりやすく、部下がいる人に薦めたい本。
人の心を分析し、論理的に解説している。
読むとビジネス時での人間関係が楽になり、付き合いが楽しくなるオススメの本です。

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2016年11月04日

Posted by ブクログ

またしても自分のダメさ加減を思い知らされる結果となった。
公利と私利、自分は私利100%で動いている人間だからダメなんだと。しかし、なかなか考え方は変えられない。
1つ希望があるとすれば、課題を見つけて、対策考えて、行動に移すということ。がんばりたいのかどうかから、始めていこうと思う。

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2016年10月21日

Posted by ブクログ

経営心理学とあるが内容は、人に行動してもらうための話しかたや心構えについて。
高度なものを期待しついたら肩すかしをくらう。
各章も適度な長さで読みやすくわかりやすい。
新しくリーダーになる人にはオススメ。
すでにリーダーの人は行動を振り返ることができる。

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2016年08月25日

Posted by ブクログ

真新しいことや目を引くことはあまり書かれていないが、生活していて見落としがちな点が書かれており、ただ読むだけではなく、常日頃から意識して行動することが「心の性質」を高める上で大切なことなのだと本を読んで感じました。

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2021年12月21日

Posted by ブクログ

影響力は、コミュニケーションの主体と内容の2要素。

論理と感情、両面のYesをつくる。

経験を自分セオリー化することで成長を早める。
セオリーを作る際には、誰かに教えるつもりつくる。
具体経験→様々な視点から振り返る→法則や教訓、コツを持論化する→持論を新しい場面に持ち込む。

相手のいいところはどこか?
自己成就的予言を使いこなし、指示命令でなく、長所に気づかせて相手の自己認識の変容を促す。

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2019年06月03日

Posted by ブクログ

公認会計士の経験と、心理学や脳科学を織り交ぜた独特の持論で語られる人心掌握のスキルを体系立ててわかりやすく説明しようとする誠実さを感じる良心的なビジネス書です。
P51に掲載されている体系図が全て。これを理解するだけで十分意味がある。

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2017年01月03日

Posted by ブクログ

・「もし木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう」(byリンカーン)斧を研がないまま6時間木を切り続けるよりも、十分に斧を研いでから木を切る方が早く木を切り倒せる。準備のための時間を惜しみ、準備をしないままに物事に取り組むよりも、時間を費やしてでも十分な準備をしてから物事に取り組んだ方が、早く確実に成果を出すことができる。

・経営やビジネスにおける準備とは、「人はどうやったら動いてくれるのか」ということについて人の心の理解を深めることは必要な準備の一つ。

・これまでに経験したことのないような速さで環境が変化する時代を生き抜くための準備とは何か。考え方の指針となるのが、どれだけ環境が変化しても、人間を相手に仕事をすることは変わらないということ、そして機械化が難しいと言われている仕事の一つが、人の心を扱う仕事だということ。

・人を動かし導く力=影響力。強い影響力を発揮し、優れた実績を残しているリーダーは、人の心についての感度が高く、そこで感じたことを自らの発言や行動に反映させ、リーダーとしてそのチームや組織にとって相応しい振る舞いをとっている。

・人間が本能的に求めるもの…人は自分のことを認めてくれる相手を認めようとする。
「もし相手を自分の意見に賛成させたければ、なず諸君が彼の味方だとわからせることだ。これこそ、人の心をとらえる一滴の蜂蜜であり、相手の理性に訴える最善のの方法である。一旦これが獲得できると、こちらの意見を認めさせるのに、大して手間はかからない」byリンカーン

・人を認めるための5つの方法
1)否定しない
2)褒める
3)感謝の言葉を伝える
4)「聞く」と「聴く」
5)労をねぎらう

・可愛くば、五つ教えて三つ褒め、二つ叱って良き人となせby二宮尊徳 叱る回数よりも褒める回数を多くすることで、人も組織も活性化する。

・ストーリーは人の感情を動かす力をもっている。相手を動かし導こうとする場合、その方向に相手を動機付け、その動機を強化していくうえで、ストーリーが持つ力は大いに活用することができる。

・人は未来のイメージによって「今」の感情や生き方が全く異なる。その未来は10分後の未来かもしれないし、数年後の未来かもしれない。

・ワクワクする未来のイメージによって人は大きなエネルギーを得ることができ、そのエネルギーを得るためにワクワクする未来を掲げる人の下に集まる。

・お客様は未来のイメージを買っている。

・買った後の未来を具体的にイメージできないものには価値を感じにくい。

・人間の脳は「理由」も大好物。「論理の脳からOKを引き出すための対話」こそ人を導くための重要な要素。

・理由の力でモチベーションを上げる。特に明確な理由もなくとりあえず仕事をやっている人と、明確な理由を持って仕事をする人とでは、数年後の成長の仕方やキャリアにも大きな差が生じる。

・人を動かし導くためには、まず「自分」を動かし導く必要がある。

・東京五輪修了後、日本は「少子高齢化」「グローバル化」「機械化」という流れの中で一つの正念場を迎える。社会的な危機感が強くなればなるほど、時代は公欲の強いリーダーを求める。

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2016年10月10日

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