あらすじ
クリストファー王子の婚約者である本好きな侯爵令嬢エリアーナ。彼女が不在の王宮では、敵国だったマルドゥラの使節団が来た直後に国王が病で倒れ、マルドゥラ国の策略ではないかとかつてない緊迫した空気に。さらに王都でも病が広がり、王子は対策に追われていた。そんな中、エリアーナの生死不明の知らせが届いたのだけれど……。彼女を心配するどころか、王子に新たな婚約者候補をという声があがって!? WEB掲載作品「冬下虫の見る夢」に加え、書き下ろし短編を収録した本好き令嬢のラブファンタジー第5弾が登場! ※電子版はショートストーリー『琥珀色の時間』付。
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侯爵令嬢のエリアーナには、三度の飯より本が好きという、あまりにも行き過ぎた本の虫っぷりからついた「虫かぶり姫」という呼び名があります。
そんな彼女は、サウズリンド王国の王位継承順位第一位であるクリストファー殿下の婚約者としてもう4年もお城にあがっているのに、いまだ成婚の話は出てきていません。何故ならこの婚約は双方にメリットのある隠れ蓑だから・・・
殿下は派閥とも権力者とも縁のないベルンシュタイン家から婚約者を得て宮廷内派閥の権力闘争を抑えられるし、彼女は婚約者としての社交と引き換えに王宮書庫へのフリーパスとともに読書三昧の時間を手に入れられる、とよいことづくめなのです!!
ところが最近、殿下は後宮へ行儀見習いにあがったという子爵令嬢と親密にされているご様子。
これはいよいよ偽の婚約を破棄して、本物の婚約者をお迎えになるのか…と、超絶天然ヒロインと腹黒いくせにヘタレな王子が繰り広げるお話は、魔法こそ出てきませんが、王道のファンタジーラブコメです。
1冊で何度でもおいしい!
感情タグBEST3
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どうなっちゃうのでしょう。
エリィとクリスにとって、これまでで最大の危機!
いったい二人はどうなってしまうのでしょう。
そして国の行く末も…。
エリィの気持ちがとても伝わってきて、切ないです。
どうかクリスの元に無事に戻れますように。
糖分ほぼなし。
まだまだ辛い展開が続きそうですね。そっかぁ、ジャンかぁ。。エリィなら新薬の開発も出来そうだし、クリスがこのままやられっぱなしも無いだろうけど、1巻通してすれ違いはしんどいなー。
5巻は推理小説⁉︎
裏切り者が誰なのか、まさかの展開が続くこの巻は、イチャイチャが少なくて推理小説のようです。
ここまで2人に試練を与えなくても、と可哀想になってきましたが、次巻では問題が解決してラブラブな2人に早く戻って欲しいです。