あらすじ
クリストファー王子の婚約者である本好きな侯爵令嬢エリアーナ。王都から離れた地で、流行中の病に効く薬を求めて奔走する彼女は、信頼する従者に裏切られて失意に沈んでいた。そんな中、マルドゥラ国の王子・アーヴィンの誘惑や、王子の新しい婚約者の噂、さらなる暗殺者の手が次々と彼女に襲いかかり……。一方、王宮ではエリアーナを排除しようとする勢力に、クリストファー王子も追い詰められていて!? 本好き令嬢のラブファンタジー、待望の第6弾!! ※電子版はショートストーリー『宮廷楽師の詩曲作り』付。
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侯爵令嬢のエリアーナには、三度の飯より本が好きという、あまりにも行き過ぎた本の虫っぷりからついた「虫かぶり姫」という呼び名があります。
そんな彼女は、サウズリンド王国の王位継承順位第一位であるクリストファー殿下の婚約者としてもう4年もお城にあがっているのに、いまだ成婚の話は出てきていません。何故ならこの婚約は双方にメリットのある隠れ蓑だから・・・
殿下は派閥とも権力者とも縁のないベルンシュタイン家から婚約者を得て宮廷内派閥の権力闘争を抑えられるし、彼女は婚約者としての社交と引き換えに王宮書庫へのフリーパスとともに読書三昧の時間を手に入れられる、とよいことづくめなのです!!
ところが最近、殿下は後宮へ行儀見習いにあがったという子爵令嬢と親密にされているご様子。
これはいよいよ偽の婚約を破棄して、本物の婚約者をお迎えになるのか…と、超絶天然ヒロインと腹黒いくせにヘタレな王子が繰り広げるお話は、魔法こそ出てきませんが、王道のファンタジーラブコメです。
1冊で何度でもおいしい!
感情タグBEST3
ハマる…
2年前、電子書籍にハマるキッカケとなったのがこの「虫かぶり姫」のコミック版でした。絵がとても綺麗でストーリーがしっかりしている…小説版は更に内容が詳細なので本に集中しすぎて終電で乗り越したくらいです💦
さて、今回も新しい貴族が登場したり、色々な事件の絡みがあり、いつも作家さんの頭の中はどうなっているのだろうと思うほど話が展開します。特に今回は後半、登場人物の半生に泣けましたし、なんと言ってもビックリな結末でした‼️
そして、軟弱だったエリィがだんだん強い女性へと変身していく様がよくわかる内容です。
クリスとエリィの甘々なシーンがもっと見たいなぁと思うと共に、早くクリスとエリィの結婚式のストーリーが読みたいです。
Posted by ブクログ
隣国の王子アーヴィン様に助けられ襲撃を逃れたエリアーナはクリスに預けられた情報を元に灰色の悪魔の治療薬を求めて奮闘する。
倒れた王の代わりに采配を振るうクリストファーは王都を離れられない。エリアーナの生死は未だ不明のなか、エリアーナを貶める憶測、婚約破棄そして聖女ファーミアとの成婚の噂。仕掛けられた陰謀に拳を握りしめ耐える。
思うままに行動するエリアーナと抑圧され動けないクリス。しかもエリアーナの側には恋敵アーヴィンがいる。この巻のクリスはずっと苦しい。この話のヒーローは騎士でなく第2第3皇子でもなく、唯一の王太子で、こんなにも動けないのかと可愛そうでなりません。
その分だけ夜半の再開のシーンは切なくて心に響きます。
個人的にはアーヴィンにはもっとぐいぐい来て欲しい。次巻に期待。
見事な伏線回収!
前2巻からの膨大な伏線を回収しながらの大団円で読み応えたっぷりでした!やっとエリィとクリスのいつも通りのやり取りが見られて一安心。2人の結婚式は是非見届けたいなー。
お疲れ様でした。
ずっと待っていました。
大好きな人たちがみんなハッピーエンドで良かったです。
ワクワクドキドキ、楽しく読ませていただきました。
ありがとうございました。
ホッとしました
前巻を読んで今日まで、待ち侘びました。
とにかくようやく逢えてよかったです。
エリアーナが自覚して気持ちを表せたのは、嬉しかったです。せっかくなので、次回はなかよしな2人の日々を見せて欲しいです。