あらすじ
バイト先のテーマパークで大失態を演じ、神木尋心の心は折れていた。今までのがんばりが認められ社員登用のチャンス! でもそこに幸せそうな元彼が現れ、大ショックで大失敗。上司の期待も裏切ってしまい、独りやけ酒に沈み、相談できる人もいない。
……でも狸ならいた。帰り道で連れ帰った狸が人の言葉を喋ったかと思えば自分は神様だと言い出して……??
「おかえり。風呂に入られよ。酒臭いでござる」
“なんでも話せる相手がいる”温かさをお届けいたします。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
本来ならシリーズ初巻から読みたいところだが
もっとも惹かれたあらすじが最新刊だったため、こちらを購入。
恋愛話では、ある。
交際に発展するまでの流れがほのぼのと自然。
結婚を意識して同居している二人の空白も分かる。
相手がなにを考えているのか、なぜこうしたのか、でも自分はどうしたいか。
みんな懸命に理解しようとして、決して責めない。
それまでのコミュニケーションが良好だった証。
こうありたいなぁ(*´-`)
出来事はお互いの側から描かれ、
相手がこのときどんな状況だったか、次の章で知ることができるのがうれしい。
食欲旺盛というより偏食!な神様は
のほほんとしているが、いい仕事をする。
ただ聞いているだけじゃない。
いちおう空気も読む。読んだうえで場を乱し、のち調和。
縁を結んだらいずこへか消えていく。
別れは寂しくなるが、それでも、ぽこ侍とは暮らしたい。