あらすじ
ファームに落ちて因縁の若手キャッチャー達原と再会した寺谷和章は、復調の兆しが見えない中、取材に訪れた美人新聞記者と衝突する。だがある事件をきっかけに魔球が復活、やがて1軍復帰した和章は再起を賭け、超満員にふくれあがる甲子園のマウンドへと向かう。父の活躍を信じ続ける息子たち、宿命のライバルの登場。カープファンのみならず、熱い物語を求めるすべての読者に! 興奮と清々しさが胸を打つ長編小説。第六回広島本大賞の小説部門大賞を受賞。
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Posted by ブクログ
2軍時代の同僚捕手、幼馴染み、別れた妻、実母、息子たち、左遷された新聞記者などなど、様々な立場の人が主人公の活躍に心躍らせ、勇気付けられ、心癒されていく。そんな過程に涙を誘われる良質な物語。2巻では何やら訳ありのライバル打者が登場し、不穏な空気が…続刊が楽しみすぎる!
Posted by ブクログ
シリーズものの第2巻。
エンジェルボールを武器にカープのクローザーとなった寺谷和章だが、交流戦のマリーンズ戦で「悪魔のバット」の異名を持つ早野薫にサヨナラホームランを打たれる。
初セーブを挙げたヒーローインタビューで大地、大河の二人の息子に語りかけるシーンは感動的だった。ライバルとして登場してきた早野の今後も非常に気になる。早く続きを読みたい。