【感想・ネタバレ】彼方のアストラ 5のレビュー

今でいうところの修学旅行である「惑星キャンプ」の最中、トラブルで宇宙に放り出されてしまった9人の高校生たち。奇跡的に乗り捨てられていた宇宙船に逃げ込んだものの、食料もないし帰り道もわからない……。そんな絶体絶命のピンチの中、9人が力を合わせて困難を乗り越えていく姿に、とっても元気をもらえる作品です。

ノリがテキトーすぎる熱血漢・カナタや、天然ボケ少女・アリエスなど、どこか抜けたところのあるキャラクターたちばかりなのに、いざ仲間のピンチとなれば、それぞれの個性を生かしてビシっとキメちゃうところがかっこいい!
しかし、仲間の一人が船内の通信機が意図的に切断されていることに気がついたことから、物語は意外な方向へ。

「このメンバーの中に、俺たちを殺そうとしている奴がいるかもしれない……」
そう、ミステリー要素もあるんです。SF×ミステリー、めちゃくちゃわくわくします。

未知の惑星での心踊る冒険模様だけでなく、仲間同士の疑心暗鬼・メンバーが抱える暗い過去など、シリアスな展開もしっかり描かれているのが魅力的。読みやすいのに重厚感のあるストーリーは、このままハリウッドで映画化されてもおかしくない!?
普段SFをあまり読まないという人にも、ぜひ読んでほしい一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

☆完(全5巻)

〜序章〜
・宇宙旅行に行くことになったアリエス
・惑星マクバに到着
・謎の光球に包まれ宇宙空間に放り出される
・近くの宇宙船に乗り込む
・そこは遠く離れた星だった
・食べ物のある星を渡り帰る作戦

〜旅編〜
・1つ目の惑星に到着
・フニのピンチにカナタが体を張って救出
・ザックから通信機を壊したのは仲間の1人と聞かされる
・2つ目の惑星に到着
・毒キノコの胞子でほぼ全滅
・カナタが解毒植物を探しみな復活
・ユンファがみんなと打ち解ける
・水と食料も確保
・3つ目の惑星は水だらけで楽園のような惑星
・ウルガーが兄の復讐のためルカを殺そうとする
・ルカは半陰陽だった
・4つ目の惑星でアストラ号が故障
・もう一機アストラ号を発見
・人工冬眠していたポリーナを起こす
・キトリーとフニが同一人物であることが発覚
・カナタは全員クローン説を語る
・ポリーナとカナタたちの記憶には相違があった

〜真実編〜
・みんなが目指す星は地球ではなくアストラ
・人間は隕石衝突のためアストラに移住していた
・犯人はシャルスだった
・シャルスは王のクローン
・アリエスは王女のクローンだった
・自殺しようとしたシャルスを止めに入りカナタは右腕をなくす
・シャルスを受け入れる
・みんなでアストラに帰還
・クローンを作ったオリジナルは罪を受ける
・みんな人権を得て各々の生活へ
・世界に真実を伝える
・7年後カナタとアリエスは結婚

[総評]
おもしろかったー
5巻ていうのもスッキリしててすごくいい

0
2024年05月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後の惑星・ガレムへ。


道中で次々明らかになる真相。

第三次世界大戦勃発という歴史を語るアストラ号クルー。
一方でそんな歴史は無いとするポリーナ。
導かれた結論、それは惑星アストラの住民は地球からの移住者であるという事。

1話時点以来の伏線が綺麗に回収されていく。めちゃくちゃ気持ちいい!

シャルスの出生に関するあまりにも重大な使命と真実。♯45「右腕だ」は名言。

世界、ひいてはポリーナにまつわる真相も驚くしかない。

こうしてアストラ号の’帰還’の物語は大団円を迎える。

全くもって大傑作‼︎
素晴らしかった。

巻末の4コマにもなんかほっこり。
エマさん良かったね…。


1刷
2022.1.16

0
2022年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

綺麗に風呂敷の畳まれた最終巻。

謎解きから刺客の特定、カナタの右腕の流れはアニメでも何度も見たのに原作読んでやっぱり泣くという……いや本当に。「お前は俺の右腕だ」は泣きますよ。アニメだと第一話が神改変だったおかげでより一層たまらなかったですが原作の表情凄く良いです……神よ……

取り敢えずメインの登場人物みんな幸せになって何よりです。清々しいラストで良かった。
ウルガーはフニちゃんとルカのどっちともイイ感じなのでもうずっとそのままでいて欲しい。

0
2019年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アニメから入ったからコミックがすんなり読めた。
おもしろかった!
ご都合主義と言ってしまえばそれまでなんだけども、謎が謎を呼ぶみたいな展開、好きだ。
地球が……ってところでええええ!
長すぎず、ちゃんと終わっているところもいい。

0
2019年08月07日

ネタバレ 購入済み

伏線回収が見事

一巻からの怒涛の伏線回収。読み返すと納得する場面もあったり、泣けるシーンもあったり。叙述トリックもあり本当によくできた漫画です。表紙すらも伏線といえるのが鳥肌もの。

#切ない #エモい #深い

0
2021年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

このマンガがすごい! 2019 オトコ編 第3位 &「SKET DANCE」の篠原健太先生の作品ということで興味を持って手に取ってみました。
SFがあまり好きでないので身構えていましたが、テンポよく物語が展開されているので5巻まで一気に読んでしまいました。
キャラクターを通じて「自分がどう生きたいのか」を何度も問いていて、深く考えさせられました。

0
2019年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作のスケットダンスのネタをちょいちょい混ぜているあたりが好き。ファンにとっては嬉しい。本作の第5巻は最終巻であり、作者もオチは出来上がって仕上げていたと知っていたので非常に期待していた。結論として、伏線をしっかり回収していた。読み終わって全てがわかる、と同時に気持ちが晴れやかになる終わり方。キャラクターもそれぞれ個性的で、宇宙SFだが納得のいく終わり方だった。

0
2018年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SKET DANCEが好きで、作者のミステリー風の演出が特に好きだったので面白かったです。
5巻で完結なのが良いですね、1日で一気に読めました。

いろいろなSF作品が次々と合わさっていく感じで、「11人いる!」や「わたしを離さないで」、「無人惑星サヴァイヴ」や「2つのスピカ」を思い出しました。

残念だったのは刺客が誰かわかりやすすぎたことです。セイラに謝っているシーンが早いうちに出てきましたが、その時点で彼がセイラの肉体を手に入れるために動いていることを疑いました。遡って証拠探しはあえてしませんでしたが、刺客をはめて捕らえる展開は読めました。できればビックリしたかったです…。
もう一つ残念だったのは既視感がありすぎることです。基本平和なお話だったので、登場人物が成長して仲間になっていく過程は常に見たことある場面の連続でした。上記の、特に「11人いる!」に似ている要素が多く、そちらを読んだことが無ければもっと楽しめたのにと思いました。

しかし「チキュウってなんだ?」というセリフ、と言うか表情にはとても驚かされたので、やっぱりこの作者の見せ方は上手いなと思います。彼らが地球人だと全く疑いもなく思い込んでいたのにそこで気が付きました。

0
2021年10月23日

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