【感想・ネタバレ】女性が管理職になったら読む本 ―「キャリア」と「自分らしさ」を両立させる方法のレビュー

あらすじ

実は、女性のほうが良いリーダーになれる! なのに、なぜ、できる女性は嫌われるのか。あなたの悩みや疑問に、スイスのビジネススクールIMD教授が答えます。多くの課題を乗り越え、「自分らしい」キャリアを築いていきたい、と願うすべての女性に贈る本です。

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Posted by ブクログ

なぜできる女性は嫌われるのか、女性はリーダーに向いていないのか、昇格しない女性が多いのはなぜか、などの問いかけから今の社会構造について分析されている。

結局は、全てこれは無意識バイアスによって起こるものだと再認識。

今までの社会構造がどうしても男らしさと女らしさの定義を作ってしまい、そこが仕事という場でも無意識のうちにお互いが求めるものがその方向に行ってしまっているから。

暗黙のルールである、男性はこうあるべき、女性はこうあるべきか、強く形成されているのも事実。

今のこの状況で、女性が管理職になる事に抵抗をもつ人は多いが、このままでは世の中が変わらないのも事実。

今トークンである女性管理職がいずれマイノリティになり、ディッピングポイントを超えるようになれば当たり前の世界が広がるのだろう。

今が大変なだけ。大変だけど、そこを崩していく女性がいなければ、これから先の若い世代の女性たちが、働きやすい環境を得る事が厳しくなってくる。

今の職場は完全に女性がトークン。
その中で『女性初の部長ですね』なんて管理職に言われている事自体、無意識バイアスが言葉として漏れ出ている状況。そんな中で働きやすい環境がやってくるのか不安しかないが、男女関係なくではなく、女性だからこその視点でいままでとは違うスタイルを形成していく事もありなのかもしれない。

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2020年01月19日

Posted by ブクログ

「管理職なったら」と言わず,働き始める前や働き始めてすぐのときに読むとよさそう。心理学等の研究によるデータが豊富でとても説得力があり,キャリア段階別のロールモデルの設定の仕方の話は本当に参考になる。

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2016年10月29日

Posted by ブクログ

管理職になるかもしれない今、覚悟を決めるために読んだ。
「リーダーになりたいと思わない女性がこれほどまでに多い国は見たことがない」
なるほど、納得。
私含め周りもそのような女性が多いと感じる。
男性と同じようなリーダーを目指すのではない、というところにハッとすると共に、少し自信が持てた。
自分なりのリーダーとしてのやり方を模索していきたいと感じた。

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2024年04月25日

Posted by ブクログ

女性だからどうこうではなく、マネージャーのリーダーに求められる役割素養と、女性一般の傾向から入る。

4sentence rule。否定するときは、前置き付きで。
接近モチベーション(アクションを起こそうとする)自分の自信、得意なこと、成し遂げたいことをメモしておく。

4章
ビジョンや戦略を語る力
ネットワークの構築活用
キャリアのマネジメント
積極性や上司と
健全に関心を集める
他者に影響を与える

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2021年12月28日

Posted by ブクログ

分かりやすくて、面白かった。アメリカ人劇作家マイズナーの「アイデアを1人から盗むのは盗用だが、複数から盗むのはリサーチである」って、なるほど!と思った。
あと、日本人女性はそもそもリーダーになりたがっていないっていうのも、そうなんだあと思った。

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2019年04月08日

Posted by ブクログ

自分ごととして読みました。
わたし自身も、「管理職(この本を読むまでは=リーダー、と思っていた)になるには、自分の気持ちを犠牲にして男性らしく降るまわらなければ評価されない」と思っていたが、さまざまな定量データから、男性のリーダーと女性のリーダーに求めていることは違うということを理解した。
とはいえ、「必ず成果を出して、そのうえでアピールすること」を前提にして、女性らしさを表現することは求められているので、その組織の文化に合わせた成果を上司に伝え、そして女性らしさで部下に接するということは「なるほどな」とハラオチしたところである。

▽読み返したい
・交換型リーダーシップと変革型リーダーシップ
・スポンサーとメンター

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2019年03月09日

Posted by ブクログ

「女性が」管理職になったら読む本、とわざわざ題名につけているだけあり、テーマとしては、現代社会で女性がリーダーとなるのは男性ほど容易じゃないけど、気付いてないだけで十分リーダーとしての素質を女性も持ってるんだよ、だから自信持って!という女性リーダーを後押しする内容になっている。
自己啓発系の本というのは、ひとつのリーダー像が完成されていて、そこに辿り着くまでのアプローチ法を述べているイメージがあったが、この本は冒頭からそもそものリーダー像を崩したうえで、自分でいちから作っていくプロセスが大事だと述べている。
なので、リーダーとはこうあるべき!なのに出来ていない自分!という呪縛から解放される。
また、根性論ではなく実際の研究データに基づいた男女ごとの傾向の差や社会に根付く無意識バイアス、女性自身の問題等を考察しているため、うっすら肌で感じてはいたもののうまく表現できなかった不安が整理され、課題が見えやすい。
現状、女性リーダーがなにかと不利な立場なのは事実であるが、今は長い過渡期であり、多様なロールモデルを作っていくことで、男女ともに意識を変え、組織を変え、ゆくゆくは男性の働き方をも変えていき、男女ともに働きやすい社会を目指せるかもしれない。
もちろん、本書に書かれた内容以外にも女性リーダーがなかなか増えない社会的要因はたくさんあるのだが、下手な占いに行って仕事運を見てもらうよりはよほど効果的に能力を発揮するきっかけになる現実的な本。
管理者になってからと言わず、社会で働く女性は目を通してみてほしい。

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2018年11月07日

Posted by ブクログ

日本向けの書き下ろし訳本。そもそもリーダーになりたがる女性がいない、という他国とは異なる調査結果が出た日本女性向けの書籍というのが新しい。自己分析は後でやってみよう。結局は内省しないと前に進まない、という独り言反省会。良書でした。

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2018年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

女性の好ましくない性格と、リーダーの好ましい性質が近い。
二面性を切り替える必要がある。
内面的な変革を与える、女性型のリーダーシップが求められる。ノルマなどより、モチベーション、コーチングなど。
性差によるガラスの天井。女性からも。
女性は自信がない。組織がそうさせている。野心はある。
ひとりふたりだと、少数派とみなされる。35%が少数派と思われないティッピングポイント。
Bossになることと、bossyになることは違う。どう思う?あなたのアイデアは?と部下に聞く。
ロールモデル。その人の良いとこ取りをする。全人的なものではなく!
リーダーは「進むべき道を示す」「人を動かす」
リーダーになったら男性のように振る舞わないといけないと思うから、向いてないと思ってしまう。

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2017年04月01日

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