【感想・ネタバレ】狂四郎2030 18のレビュー

あらすじ

西暦2030年。狂四郎は格闘技カジノで連勝していた。勝てば試合後の10分間、エレベーターで志乃(ユリカ)と密会が許される。生身の二人が初めて会った日、互いに“愛”を確信する。だがそれは、ユリカを洗脳して操ろうとする「まほろば」の心理作戦だった。

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これほど人に勧めにくい名作があるだろうか。なぜなら、とにかく品がないのだ。セックスシーンが終わったと思ったら下ネタ、下ネタが終わったらセックスシーン、セックスシーン中に下ネタ…という具合に。だが、本作はそんなおふざけもかき消されるほどディストピアな世界観だ。第三次世界大戦が終わり、優生思想に支配された日本では、特権階級以外は男女が隔絶され、奴隷のように働かされていた。そんな世界では、バーチャル上でしかセックスができなかった! 主人公の狂四郎はバーチャルの相手・志乃に本気で惚れてしまう。なんと志乃はバーチャルキャラクターではなく、実在した。それを知った狂四郎は彼女に会おうとするが……。
一見、お下劣SFマンガだと思われてしまうが、優生思想の脆さや権威主義の過ちなど、人間の愚かさに切り込んだ作品だ。特に、12~15巻のアルカディア編は人間集団の残虐さがありありと描かれている。ここまで骨太なストーリーと下ネタを一つにまとめあげるのは、さすが徳弘正也先生としか言いようがない。余談だが、『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生は徳弘先生のもとでアシスタントをしていた。尾田先生のどんな場面でもギャグを繰り出すところは、徳弘先生の影響を感じる。

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感情タグBEST3

匿名

購入済み

ギャグとシリアスがこれでもかと繰り出されてきて、ついていくのがやっとでした笑
最高に感動的で面白い作品です。

0
2024年05月20日

購入済み

誰を信じて良いのやら

誰が黒幕なのか、どの登場人物が狂四郎達の味方なのか、コロコロと情勢が変わり分からなくなる衝撃的な展開が続く。

#アツい #ドキドキハラハラ #ダーク

0
2025年03月12日

購入済み

徳弘先生のギャグすき

徳弘先生のギャグが、面白すぎ おじいちゃん政治家の二人が こっそりしこしこしてわらえるわ
ほっこりしたギャグが間あいだにあって安心するわ

0
2024年05月03日

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