あらすじ
愛してるから、さようなら。
オメガバース作品を含む珠玉の短編集
コミックス創刊第1弾!
描き下ろしペーパー付!!
<あらすじ>
「高校出たらさ、二人で暮らさね?」
陽(はる)と奈津(なつ)は物心つく前から、何をするにもどこへ行くにも二人一緒だった。
ずっと、こんな日々が続くと信じていたのに―――
君がいない夏がくる
感情タグBEST3
匿名
短編集それぞれのお話にテーマがあってそれぞれ辛い、切ない、悲しい…
でもそれ以上に引き寄せられるものがあり暮田先生の才能にただただ脱帽です
Posted by ブクログ
四編の短編集
表題の還らずの夏、とても切ない…
奈津くん辛い…辛すぎる…
陽くんの幸せを願う気持ちと永遠に結ばれない遣る瀬無さ…とても辛いです
二編目のオメガバースものがとても救いになりました
どうかずっと幸せでいてほしい…
三編目主従物で心中物…
でもとても綺麗だった…
私はそれはそれで幸せの形なのだろうなと思えた
四編目は義理の父子の家庭内恋愛
本当の父でないと知ったときの真くんは、より嬉しい気持ちと複雑な気持ちが交錯したのだろうな…
本当の父のマコトの代わりでいいからメイを自分に振り向かせたかった病みはとても良かった
匿名
キュンキュン!ではないけれど
明と真の前日譚読みたくて購入。
表題にもなっている「還らずの夏」が初っ端で泣けてしまった。奈津のことが見えて意思疎通ができるから余計に辛いし、あとがきの幼少期の陽と奈津がまたほのぼのとしてるから悲しさが何倍にもなってしまって切なかった。
「いちばんのしあわせ」はもう少し長いお話で読んでみたかったかも。結と伊智のこうなるに至った経緯をもう少し知りたい。命が長くない伊智が結のことを誰にも渡したくなくて逆に上手くコントロールする側(薬も看護婦から上手いこと手に入れて)で道連れにしたのはある意味お互い幸せだったのかな。
「不機嫌な~」「咲き初め~」は重めの作品達の中で少し気持ちを緩めて読めるのが良かった。環がΩと気付かれる前から皆川が心を寄せてるのが伝わってたし。
最後、環の妹からお祝いの食事を用意されてて笑ったw
お目当ての「All Things I Know」週末だけ偽りの恋人になるまでのお話。他の方のレビューでもあったけれど、真がここに至るまで(明を父親ではなく男として好き、まことの身代わりになろうとした)も知りたい。あとはFF本編後の後日談とかもあれば嬉しいなぁ。
色んなパターンのCPのお話を読めて大満足の一冊でした。
やり切れない切なさが好き
暮田マキネ先生の作品は全部好きですが、やり切れない切ない終わりが好みなので、特にこの短編集は好きです。
あとがきにもありますが、主に「涙(というか最愛の人の死)」・「オメガバース」・「心中」・「縛」の4つのテーマの短編が収録されていますが、表題作品である1つ目の「還らずの夏」がめちゃくちゃ切ない。涙なしには読めないけど、これで暮田先生を好きになったとも言える。
そして、書き下ろしがそれぞれあって本編と違って癒されるんだけど、カバー裏はどーやっても切なくて、心臓がキュッとなる。
所謂ハッピーエンドはありませんが、定期的に読みたくなる大好きな作品です。
短編集ですが全作品を通じて、どこかおも苦しい雰囲気を纏っています。なので、オメガバースCPのHの後に起こったお祝い事には、ホワンとした空気に変わって良かったです。
先生好きです
1つ目の作品が、意外でしたが好きでした。
心中のお話はあまりスッキリしなくて、もやもやしてましたが、暮田マキネ先生のコメントを見て、ストンと落ちました。先生好きです
もっと読みたい
FFを読んで、とても切なくて苦しくてきゅんとして、この前日譚があると知ったので、購入しました。多分、真にとって明は、初恋の人ではじめての人なのかな?真に対する執着というか愛の深さがめちゃ見れました。また、他のストーリーにも惹かれるところがありました。最初のストーリーが一番胸が苦しくてやりきれない気持ちになりました。死んでしまった彼が相手のために敢えて身を引くシーンが、もうこの上なく切なかった。彼を死なせた犯人への怒りがどれだけ湧き上がったことか。欲を言えば、彼が一命を取り留め、2人がいちゃいちゃするそんな世界も見てみたかったです。
どれも最高です、、
久しぶりにこの商業BL買ってよかったぁって思わされました。こんな素敵な作者さまにも出会えたこと本当に感謝です。全作品を通してですが、コマがごちゃごちゃしてなくて、終始静かな空気の中で作品が進んでいる印象でした。各作品のテーマとも相まってとてもいい雰囲気作りになっているなとおもいました。
表題作の『還らずの夏』は悲恋ものの前情報があったのでその体で読んだからかそこまで感動しませんでしたが、奈津さんの涙のシーンはぐっと来ました。切ない、切なかったです。どうやら結局のところ陽くんは幸せにはなれないみたいで。そういう展開大好きなので永遠に戻れないけど永遠に縛られて生きていくんですね。悲しいけどとてもそそられます。
オメガバースの作品がこの短編集の中だったら1番軽い気持ちで楽しめました。作中唯一の純粋なハッピーエンド作品です。オメガバースの作品によくあるほだされ受けというわけでもなくっていうところが良かったです。
『いちばんしあわせ』はラストシーンがどういう事なのかよく分からなかったのですが、もう一度読んでみたらそういうことなのかあと。身分差の恋ってフィクションだから都合よく祝福されて結ばれますけど、現実的に見たらそりゃ、2人で逃げてってなりますよね。ただ、伊智さんがその判断を下したのが意外でした。そして、結くんは幸せな未来を夢みていたのにあまりにも残酷ですが、作者様同様死んだあとの世界で幸せになってくれたらいいなぁと願うばかりですね。あとがきの結くんの婚約者さんなら分かってくれそうでしたけどね、そういったところも含めて共に死ぬ結末へ向かってしまったふたりの救われてない感じが助長されていてツラいです。
『all things I know.』最初は読者の私もマコトさんとシンくんが同一人物なんだと思っててどんな家族だ?って感じでハテナが多かったですが、読み進めるうちにそういう事だったのかあと。メイさんがいつかマコトさんの代わりではなくシンくんをシンくんとして見てあげたらいいなと思ってやみません。ただ、あとがきめちゃくちゃ可愛かったです。メイさんは意外としっかりシンくんのことをシンくんとして愛してるんではないかなと思いたいです(^ ^)
短編集
FFを見てから前日譚があるのを知り購入しました。
それぞれお話が素晴らしく、それぞれのCPにもえました。
絵も好みだし、やっぱり作者さんの絵には色気や雰囲気がありますね。
それぞれのCPの続きが気になります!
表題作に涙
ファザーファッカーを読んで歩に落ちないことがあり、こちらの前日譚を購入。うーん、これ読んでも真がなんで明を好きになったのかわからない。そういう性癖ということかな。
他の短編は特に期待してなかったのだけど、表題作のラストで心ガシッと持っていかれ、泣きました。カバー裏でさらに涙。
暮田先生はやはり陰がうまいよなあ。
Posted by ブクログ
『あの夏に還りたい――』
表題作が悲しすぎる……。カバー裏に泣かされた。
表紙では(若干、奈津が切なそうではあるものの)楽しそうに花火してるふたり。でもカバーを外すと……?
奈津は陽を思って「秀明と付き合っちゃえば?」と言ってるし、秀明も陽をこころから大切に思ってるけど、陽は奈津が好きなんだよなぁ。
たったそれだけのことなのに、悲しくってしかたないのに、何度も何度も表題作だけ繰り返し読んでしまう。甘い話が好きなのに唯一の甘い話であるオメガバースよりも食いついて読んでしまう。黄金律かと思うくらい完璧な悲恋でした。
カバー裏を見ると、陽は一生ひとりで生きていくんだなーと思えて余計に泣けてくるという寸法です。
大好きな作者さんです。
短編集で、それぞれのカップルが
全体的に重い感じのカップルでした。
特に最初のカップル。
まさか漫画版ゴーストで、ずーっと
側にいてくれるとは思いませんでした。
匿名
FFを読んで前日譚があるということで読みました。よりFFのことが理解できたように思いますが、同時に明のダメさ加減も思い知った感じでした笑
心中もののお話も重くて良かったです!もっと深掘りするとおもしろそうだなと感じました。
なるほどー
メイ×シンのお話を先に読んでからこっちを読んだので、なるほど…そういうことかと納得しました( .. )
この作家さん初のオメガバース作品や、心中もの…幽霊ものといろいろ入った1冊です。
全体的に重いです
一話目が気になって買ったんですがこんなに短い話だとは…
あまりに短かったのでそこまで辛い気持ちにならずに読めましたがやはり死者は生者には勝てないんですね。
でも陽は多分幸せになれないだろうと言うのわかります。悲しい話ですね。
重めな三作品+Ωバースの4CP。Ω以外は明るい結末ではないので一冊丸ごとだと辛いのですが、感情移入しすぎる前に終わる短編だとありかもしれない。切ないメリバでした。
Posted by ブクログ
表題作の「還らずの夏」。そばかす顔の陽と幼馴染で付き合っていた奈津。奈津は陽と巻き込まれた事故で他界しているが、陽には奈津の霊体が見えている。陽の後追って田舎の大学にまで進学して来た敷島は奈津と付き合っている間も陽の事が好きだった…死んでしまった相手とは張り合えない葛藤まで描き切るにはページ数が少なすぎる、と作者も思っているだろうなぁ。表題作ほかは「心中BL」やオメガバースアンソロに描かれていた短編。