【感想・ネタバレ】カリスマ鈴木敏文、突然の落日 ―セブン&アイ「人事抗争」全内幕―のレビュー

あらすじ

創業家との確執、もの言う株主の圧力・・・・・・ 「前代未聞の権力闘争」はなぜ起きたのか。「セブン―イレブン」絶好調の陰で、誰がどう動いたか。内実を克明に追う緊迫のドキュメント! ! <井阪隆一社長独占インタビュー収録>
<目次>

第一章 緊迫の取締役会
第二章 緊急会見 崩れた「鈴木王国」
第三章 創業家との確執―資本と経営の歴史
第四章 なぜ社外取締役は役員人事に反対したのか
第五章 カリスマ無き後
終章 井阪隆一・セブン&アイHD新社長インタビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

毎日新聞経済部による本。

感想。
全174ページ中、87ページが記者会見での説明内容や、サードポイントの書簡の転載で構成されている。
何か新しい意見を拾える本ではない。事実をコンパクトに入手できるという目的向き。

備忘録
・サードポイントの主張
①5期連続最高益の井坂氏の更迭は反対、②鈴木会長による次男鈴木康弘氏(連子の社長)の次期後継者押し上げは反対、③イトーヨーカ堂の再編、④一連の不調なM&Aの清算(そごう・西武、ニッセン、バーニーズ)、等々。
・指名・報酬員会の話。伊藤邦雄社外取締役の反対。コーポレートガバナンスの第一人者として賛成できなかったのではと。
・創業家伊藤名誉会長の反対。
・伊藤家の資産管理会社の管理が、伊藤名誉会長の妻から伊藤名誉会長の長女に。
・鈴木会長退任の理由。「最高益を出している時の方がみんな考えられる」「イトーヨーカ堂も見通しが立てられるような状態に向きつつある」
・鈴木康弘氏:富士通⇒ソフトバンク⇒オムチャネル戦略を担うセブン&アイネットメディア⇒同社の社長かつHDの執行役員へ出世。
・イトーヨーカ堂の創業の地は千住。セブンイレブンは江東区。
・鈴木会長はトーハン出身。セブンイレブンの創業者。
セブンイレブンと同時期にデニーズも設立。

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2016年07月07日

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