あらすじ
発達障害グレーゾーンな息子たちを、自身もADHDと診断された母が懸命に育てる姿をコミックエッセイに。アメブロランキング総合1位を獲得。描きおろし秘話100ページ以上収録し、発売されます。
※紙版発行時の情報です。
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Posted by ブクログ
読んで良かった。
タイトルに惹かれて手に取って、漫画なのでさらにわかりやすい。そしてご自身のことをどこまで赤裸々に話すか、難しいと思うが、実体験に基づいているので理解がとても深まる。子どものその時の気持ちの分析、医師たちの寄り添い方。まだまだ知りたいことだらけだ。続きも楽しみ
*コミュニケーションは言葉に拘らずまずは伝わる、気持ちを大切に
*言葉は繰り返し伝える
*危険な場所には ✖︎ を活用
*困った行動はやっていいところを教えてあげる
*できたことはとにかく褒める
Posted by ブクログ
とても正直に著者自身が悩んだこと、疑問に思ったこと、救われたことが書かれている。
子供だけでなく母親自身も発達障害だった…子育てに、自分育てに悩みながら一生懸命前に進んでいく姿が本当に素晴らしいし、応援したくなる。
同じように子供の発達障害に苦悩する姿が書かれた「母親辞めてもいいですか」は母親が酷過ぎて読んだ事を後悔するような内容だったけど、これは沢山の人に読んでもらいたい本。
最後の「私たちは 生きづらいけど 生きられるから」という言葉に泣きそうになった。
Posted by ブクログ
電車の中なのに
思わず泣きながら読んでしまったコミックエッセイ。
彼らのためにも 自分のためにも
できることはなんだろう?
支援を受けていることや
診断名で
その人を 決めつけたりしないように
と心に刻む。
Posted by ブクログ
タイトルから興味があり、コミックと知らずに読み始めましたが、興味深い内容でした。心療内科に勤めているので、大人の発達障害の方と接することも多く、この本を読んでどのような思考をしているのか、なぜそういう行動に出てしまうのかということが少しわかりました。発達障害のあるお子さんの子育ては読んでいるだけでも大変さが伝わってきますが、著者さんは自分から周りに助けを求めるということが出来ているのでうまくいっているのだなと思いました。
Posted by ブクログ
“ADHDは今までどんな占いも性格診断も当てはまらなかった私が初めて見つけた自分に合ったカテゴリー”
“だったらADHDの人のため予防や対策の本は私の攻略本かもしれない”
この記述とても共感した。私はADHDではないけれども。
Posted by ブクログ
2019年11月10日
限界の新生児ママ、自分も赤ちゃんもギリギリ
育ちに不安を覚えて、たどり着いたのが「発達障害」だった。
そこから支援を探したり、病院を巡ったりとするも
地域差やいろんな問題も噴出。
こういう人、状況ってきっとあるだろうし、私もいつか直面するのだろうか。
もしも育児途中に、何かあるのなら
この本を再び開こう。参考になる本でした。
Posted by ブクログ
ADHDの診断を受けたお母さんが発達障害疑いの子どもを育てる奮闘の記録。
でも、読む人が読んだら「これは発達障害じゃないのでは?」と思うのではないだろうか。
著者は生きづらさに発達障害という名前をつけることで生きていける。それはとても大切なことなんだけど。
Posted by ブクログ
これは良かった。思わず二度三度読み返してしまった。子育てに苦闘するなかで、自分自身が発達障害であったことに気づく…。なかなかに重い話なのだが、そこで作者が「はじめて自分のカテゴリーを見つけた」と感じるところに、胸に響くリアリティがある。その診断名にある種の救いを感じてしまうほどに、自分自身を理解できず、もてあましていたのだろう。
言葉が遅れていて、しばしば激しい癇癪を起こす息子に向き合うなかで、自身の子ども時代を振り返る場面が心に残った。同じように癇癪持ちで変わり者だった自分を、両親は追い詰めなかったと思いいたり、そのことに感謝している。こういうところがこの人の大きな美点だと思う。自己肯定感が低いのはあまりいいことではなかろうが、うまく行かないことを他の誰かのせいにしたりするよりずっと真っ当だ。
実家は遠く、夫は単身赴任中。もともと人付き合いがとても苦手な作者が、必死の思いで外へと向かっていく姿に胸打たれる。そうさせる力が赤ん坊や子どもにはあるんだよねえ。それに正面から向き合っていくのが愛情なのだろうとあらためて思った。
一口に発達障害と言っても一人一人特性は様々なので、「その子」を見てほしいと書かれている。まったくそうだなあと思う。実際にはかなり難しいことではあるけれど、「発達障害」という言葉だけで何かわかったような気になってはいけないと肝に銘じる。
Posted by ブクログ
長男が発達障害児であることが発覚してから、自身もそれに該当する事が判明した著者によるエッセイコミック。
「生きづらさの正体」は、外圧的なもの(これを感じるのも発達障害の傾向なのか……?)も起因する――
その時の心の葛藤を明文化・イラスト化していて、共感する。
育児・教育に関する世間的なプレッシャー、他者との比較からいたたまれない気持ちになる事など……
「子供の将来が心配だ」とか、よくある美化された子育て「この子のために頑張る母」という描写が無いことが凄い。
著者の孤独に奮闘する様や、苦悩の塊だ。(お父さん皆無!)
住んでいる地域によって援助がうけられるかも、受ける内容も異なる事を赤裸々に書いている。
発達障害もさることながら、自己肯定感の低さも、要因ではなかろうか……
心なしか、日本社会全体に蔓延した病である気がする。親というものが、子供のためではなく、大人の、他人の目を気にして子育てをしている。
世間でとり上げられる「子育て」問題の殆どは、本当に子供の為にするものは少ないんだろう……
でも著者はちゃんと子供と向きあおうとしている。自身の症状も理解した上で、少しでも改善しようとしている。
出来たことを一緒に喜んだり、成功体験を手助けする、具体的な子育ての仕方も漫画化されていて、そちらも参考になる。
Posted by ブクログ
自分も発達障害傾向にあるので、子どもが発達障害と言われたら、不安な毎日だろうなぁとしんどい気持ちで読みました。
子どもの泣き声って10分くらいでもしんどいのに、5時間も泣かれたら本当に大変だと思います。
発達障害という少し変わった特性の人間がたくさんいることが認知されてきたので、そういう変わった人間がいるのが通常でおかしな目で見られない世の中になってきたらいいなと思いました。
Posted by ブクログ
子供の発育の遅れから、親子の発達障害に気付く。
筆者の悪戦苦闘が赤裸々に漫画になっており、同じ悩みを持つ人々を力づけるのではないだろうか。
子供が育つにつれて、集団行動が多くなっていく、その中でなかなか集団行動に馴染めない状況は、つらいものがあると思う。
医者からのアドバイス
自分の世界を持っている子供なので、周りが合わせてあげるべき。
というのが、成る程と思いました。
いわゆる「世間の常識」というのも、誰かが作ったもの、自分の世界観が確固としてある子供にとって、その外側にある「世間の常識」は不条理な枷にしかならない。
親もそんな常識を強制せずに、子供に寄り添いつつ、常識との間の落とし所をさぐっていき、少しづつ出来ることを見つけていくのが良いのだな。
Posted by ブクログ
息子がどうやら周りの子に比べて発達が遅い気がする。そこから調べ始めたら自分もADHDな気がして仕方がない。そんな親子の生きづらいなりに生きていくコミックエッセイ。
やっぱり1番気になるのは「自治体によって対応が違いすぎる」こと。すごくよく分かります。病院によっても全然違うのもよくあること。この方も苦労してやっと出会えたような、相手に寄り添えるたくさんの「支援者」がどんな自治体でも増えて欲しいと願います。
色々な人が生きづらさを感じずに生きていけるような環境を作らない限り、この国は良くならない。