【感想・ネタバレ】幸福について―人生論―のレビュー

あらすじ

幸福は人間の一大迷妄である。蜃気楼である。がそうは悟れない。この悟れない人間を悟れないままに、幸福の夢を追わせつつ救済しよう。人生はこの意味では喜劇であり戯曲である。従ってこれを導く人生論も、諷刺的、ユーモア的にならざるをえない。本書は厭世哲学者といわれる著者が、豊富な引用文と平明な表現で人生の意義を説き幸福を教える名随筆「処世術箴言」の全訳である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

◯幸せかどうかは、快楽の量じゃなく苦痛のなさで決まる。たった一つの強い「苦痛」は全ての「快楽」を吹き飛ばしてしまう。
◯人生ではプラスを追い求めるよりも「マイナスを減らす」ことを考えたほうが幸せになりやすい。
◯欲を満たして幸せになるアプローチは「手に入らなくて苦しい」か「退屈する」の二択になってしまう。仮に手に入ってもまた新しい刺激を求めるループ
◯快楽は一瞬で慣れるが苦痛はなかなか慣れない
◯好きな仕事をするより嫌いな仕事をしないこと、欲望を満たすより、不安を取り除くこと。
◯健康、知性、陽気さの自分の内側にあるものが幸せのほぼ全てを決めている。
⭐︎結婚するなら陽気な人と一緒になること。
◯健康が土台、陽気さはそこから咲く花。健康を切り売りしてまでする仕事はこの世にない。
◯1人の時間を楽しめるようになる
1人の時間を自分の中身が豊かになることに使え
例えば、読書、創作、芸術など1人で没頭できること。他人に楽しませてもらってるうちは幸せは安定しない。人といたがる人ほど空虚。
◯比較と嫉妬は幸福の大敵。
→上を見るな、下を見ろ(優越感に浸るわけではなく、自分の恵まれた境遇を思い出す)感謝のために比較を使う。
◯今この瞬間を全力で味わえ
過去の後悔とまだ起きてない未来の不安で今を無駄にするな。過去は記憶で、未来は想像でしかない。
→豪遊など刹那的に生きていいというわけじゃない。

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2026年01月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

晩年の著書『筆のすさびと落穂拾い』の『処世術箴言』という編がこの書にあたる。
内容が濃いこともあり、全体の流れを掴むのに二度、何かしら自らの生活に生かそうと思えば三度は読む必要があるかも。

彼のは、幸福を求めるより不幸を避けるべきであるという考え方。
だから享楽を求めたり、期待しすぎてはいけない。
これは結構大事なことだと思います。

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2012年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三ヶ月ぐらいかけてゆっくり堪能。徹底した厭世ぶり。人が幸福なのは不幸でない状態だとする彼の考え方は自分のそれと同じため、読んでいて気持ちよかったです。
快楽や物質や名誉を得るよりも苦痛を回避するべき。それはこの本に書かれていることであり、自分が普段実践しちゃってることです。そのため筆者によれば自分は幸福なはずです。そうなのかな。ふむ。そうなのかもしれない。
でもでも顧みれば自分が失ってしまったものはあまりにも多い気がします。幸せなぶぶもあればそうじゃない部分もありますね。幸せなんてやっぱり定義しにくいですね。
なかなか興味深かったです。
ショーペンハウアーの孤独は言い訳がましいな。

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2014年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日帰り旅行のお供に。
移動メインなので結局ずっと読んでた……。

理解できれば、今でも通じる不変的なこと書いてあるんだけど、
哲学書によくある回りくどい・難解な表現で目が滑る滑る……。
でも、例えとかはわかりやすかったかな。
じっくり読み込めば、何が言いたいかちゃんと理解できる。

人の幸福って、いつの時代も変わらないんだなと思った。
幸せってモノじゃないんですよ。

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2013年08月22日

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