あらすじ
「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。いつも、ちょっとしたヒントから真実を見つけてくれるんです」
手を掛けたランチが評判の菜の花食堂を営む靖子先生はいつも、とびきりの料理と謎の答えと、明日へと進むためのヒントを手渡してくれる――。
好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ? 野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えている理由は?
小さな食堂の料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、あたたかくて美味しい大人気日常ミステリー、第三弾!
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Posted by ブクログ
日常の謎のお仕事ミステリーですね。
『菜の花食堂の事件簿』の三冊目です。
下河辺靖子先生と、私、館林優希助手、そして和泉香奈弟子の三人で織り成す『菜の花食堂』と『料理教室』の物語。
五話の短篇連作です。
『菜の花食堂』の商品開発と販売が優希と香奈の努力で起動に乗り出す。
優希は派遣会社の仕事を打ち切って、『菜の花食堂』と他のレストランのバイトで生活を出来るようにまでになる。
そんな時、ある事件をきっかけに、川島悟朗(出版社勤務)の、里から送って来た野菜を優希が料理を作り置きするというアルバイトをする事に。独身で好青年の川島悟朗の部屋に出入りするのはためらわれるが~。
物語は、恋物語にも発展するかな?
一方、『菜の花食堂』が創立二十五周年になることが判明。
靖子先生と別れたフランスの旦那さんと子供たちの事も、次第に明らかに。靖子先生の来歴も次第に明らかに。
物語は、登場人物がますます増えて地域柄味の広がっていく。面白さも膨らんでいきますね。
これは引き続き読まずにいられません。
Posted by ブクログ
ついに優希が正式に菜の花食堂のスタッフとなる。
江戸東京野菜のディナーが蝋燭の灯りだけで食事を楽しむ趣向が素敵。
アライグマはラスカル?特定外来生物なんかに指定されているなんて知らなかった。
川島くんとは逃げ恥みたいに取り敢えず今はビジネスな関係だけど今後LOVEに発展するのかな〜?
菜の花食堂の名前の由来な明かされた。