あらすじ
最高傑作サスペンス、「秘密」に次ぐ清水玲子、14年振りの完全新作ミステリー!! 数々の謎の事件に刑事・高比良が挑み、明かされた衝撃の真実とは!?
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Posted by ブクログ
表紙に王子様のようなキャラがいますが、ファンタジーではありません(笑)
亜綺にとっての高比良の比喩的表現かと思います。
ストーリーとしては「秘密」と同系統の猟奇的連続殺人事件の謎をといていくミステリー。少女と少女の関係性の闇、家族の闇を思うと、けして読後感は良くはないですが、作者のこういう作風が好きなのでとても面白く読みました。
ただ、初期作品からずっとファンな自分としては、やっぱりそろそろ殺人事件以外の清水玲子作品が読みたいような気も少し……
良い作品です
レビューをみると、秘密と関わりがあるようですね。
秘密を知らないわたしでも、楽しく読めました。しかし清水玲子氏の作品は、何故こんなにも美しく、切ないのでしょうね。
是非読んでみて下さい
Posted by ブクログ
サスペンスドラマをみているような感覚になったマンガ。
主人公は潔癖な刑事、過去の事件の加害者を信じながら事件に向き合っていく。
伏線がうまく張り巡らされており、長編マンガであったが一気に読んでしまって達成感があった。
Posted by ブクログ
表紙が偉く少女漫画だったので(笑)読むのを回避していたが、清水玲子さんは「少女」を悲劇のヒロインだけで終わらせず、突き放す様に描く。『秘密』の2巻に登場する絹子もそうだった。
夜中に読むと......
相変わらずのグロさ、背筋がゾクッとする鳥肌が立つ程の嫌悪感満載で、秘密シリーズの事件と何ら変わらない胸糞事件ものでした。捜査班が違うだけw
少女殺害の動機が八つ当たりみたいなもので、そこだけ残念かな。
夜中に読むと安眠は出来ないと思われます......(失敗した)
Posted by ブクログ
表紙のファンタジックさを裏切り、現代日本ものミステリーでした。
テイストとしては秘密っぽくて、秘密でも出来たのではと思わなくもなかったけど、主人公の刑事と関係者少女のロマンス(未満?)が匂わせられているあたり、やっぱり秘密では出来なかったのかな。
なんだか続きそうな雰囲気のある作品だったので、シリーズ化もあるのかな?とも思うけど、私はやっぱり秘密のほうが好きだったかな。
しかし最後まで刑事さんの髪型の謎は残ったままだったか…。
Posted by ブクログ
産婦人科でお母さんが検診中に小さな女の子が行方不明になった。数日後、遠くの水辺で縛られた状態で水死していた。
市村という刑事はこれが「若き殉職者」という絵に似せた殺人だという。
女の子が持っていたプールバックにも「洗礼式」という意味の言葉が描かれたメモが。
6年前の事件を思い出す。
やはり水辺で父母を殺害した少女の事件。
あれから市村は極度の潔癖症になってしまった。
その時の少女は、今は名前を変えて生活している。陸上で記録をとるほどの活躍をしていた。
彼女に会いに行く。「君じゃないよね?」
そして、また第二の事件がおこる。それは動物園で、沢山の動物が亡くなっていた。
が、その種類に特徴がある。一夫多妻の動物だけだ。
そして今度は「インモラル」というメモが見つかる。
同一犯なのか?
そして、犯人は・・・?
この事件は同じく火曜日におきている。それに意味があるのか?
っていうお話なんだけど、
もちろん、ミステリーだけに収まらないいろんな事があるんですよね。
超ネタバレですが、
この事件は「殉職者」「洗礼」「インモラル」という言葉もあるように、宗教がとても重要視されていて、
6年前の事件も宗教がからんでくるんですが、その一言で済ませないほどのひどい話なんですよ。
この新興宗教、一夫多妻制。娘が生まれて養女にだしてその家の実質第2夫人にする話だったらしい。このままだと養父にヤラれるとおもって、殺害したのが6年前の真相。
では、いまのは・・・?
これがまた、意外なところに犯人がいて、それもなんかつらいよなぁ・・って思った。
とにかく、清水玲子さんの絵が美しすぎて、残酷な話がより残酷で芸術的に感じてしまう。絵もストーリーもすきだわ~~~
綺麗、でも…
高比良さんの美しさと弱点は見てて笑えるほど。
だけど…
少女が死ぬとか殺すとか…
作者の画風が好きだけど、世界にハマると夢見が悪くなります。
もがきながら死ぬとか、とても起きてほしくないことだから。たとえ動物であっても。
Posted by ブクログ
寂地峡…小さい頃に行った記憶しかないけど、たしか紅葉がキレイだったハズ。
これ読み終わったあとに、また行ってみたい…と素直には思えない切なさ…。
ストーリー構成はさすがだと思います。
Posted by ブクログ
設定に無理があるのでは、、。いくら宗教とはいえ、こんなことあるのだろうか、と思ったところであまり入り込めませんでした。少女たちの闇にはずしんときましたが、やはり秘密を読んだ後ではややインパクトに欠けます。
Posted by ブクログ
過去に両親を殺した少女は、少年法の特別矯正プログラムで別の人間として暮らしていた。
連続幼女殺人事件によって、過去事件を担当していた潔癖症で死体が苦手な刑事・高比良と再会し…。
過去の事件の真相と共に事件を追うサスペンス。
「秘密」と同じようにおぞましい新興宗教がからんだ本格シリアス作品。
Posted by ブクログ
表紙とタイトルからは全く内容想像できず、清水玲子作品だからと手に取りました。最後まで読んで、何ともやりきれない気持ちでいっぱい……が、面白かったです。1冊でも読みごたえありました
Posted by ブクログ
清水先生らしいサスペンスで面白かったです。そして何かしら考えさせられるのですよ。少年法の境目はこれからもずっと議論されるところだとは思いますが、果たして年齢で基準を定めて良いのか。個別に慎重に判断すべきものではありますが、年齢で区切っているのは司法や大人の都合なんだよなぁ、なんて思いました。
やや高比良さんの立ち位置が不明瞭だった感じもあったので星は4個で。
Posted by ブクログ
夜中に読むんじゃなかった…。
火サスより、昼ドラ向きな話だなー。
お話はつい読んでしまうんだけど、作が進むにつれどんどん陰惨で凄惨になってくのが気になる…。
Posted by ブクログ
読み終わったらわかる表紙絵の深さ…!
「私だったかもしれない」というのが胸にきたなあ…
秘密もそうなのですけど、犯罪とか事件もの見ると胸が苦しくなるというか…精神的に辛いです。突きつけられる感じがします。
Posted by ブクログ
んー「秘密」の薪さんが素敵に描かれているだけに、
DeepWaterの高比良さんの魅力がイマイチ引き出されてなかったような気がします。
でも清水先生ワールド全開といいますか、本当に清水先生らしいミステリー作品でした。
Posted by ブクログ
20140913
新作ということでとりあえず読んでみた。
最後がスッキリしないタイプの2時間ミステリドラマ風。
この人でなければ、って感じの話ではなかったんだけども、良い意味で普通っていうんだろうか、こういうのも書けるんだねぇ。みたいな。よくわからないけど。
うん、面白かった。
続編あってもいいなー
そういえば秘密シリーズは途中から、完結したら読もうかなーと思ってたらこんなに時間が経ってたんだな…
Posted by ブクログ
代表作のようなスーパーミラクルハイクオリティはないけど、十分たのしめる。少年法と、背景にある親の信仰。ちょっとだけ「1Q84」を彷彿。これは極端にカルトな設定だけど、親の信仰に振り回される子供が抱える問題てわりと近くにあることだったりする。
Posted by ブクログ
やりきれなさの中から這い上がってでも、人は前に進むー
久しぶりに清水さん作品が読みたくなり、衝動的に購入。さすがの面白さ&やるせなさが爆発していた…。個人的信条が『人生は誰にも等しく不平等である』なので、自分の日常に起こる出来事にはあまり揺さぶられないのだけど…。
これは、もしこれが自分の身におきたらどうだろう。物凄く大きな爆弾を投げられた印象だなぁ…。
ラストのエピソードまで綺麗にまとまっていて大御所の筆力にただ脱帽なんだけど、ロマンス的な要素が中途半端で残念に感じた。切ないんだけど、欲を言えば途中にもう少し濃い出来事が欲しかった!
モブだと思っていた周囲のオッサンたちが良い働きをしていて面白かった。ただ、萌えがなかったのが残念…。
Posted by ブクログ
帯に踊る“14年振り完全新作”の文字に、何よりも秘密の連載開始がもう14年も前だということに驚いた…最近のシリーズくらいの認識だった…。
ということでワクワクして手にとったのですが、ああ、脳とか蒔さんとか出ないパターンの刑事モノね、という感じがしてしまって、清水先生はもっと色んなジャンルを描ける方だと思うので、このタイミングなら全然違うものを読みたかったなぁと思ってしまった。まっさらに、これだけ読んだら割と面白いのかもしれないけれど。市村さんはめちゃめちゃ良い人だが、高比良はちょっと魅力が弱い気がしてしまって、だったら秘密読むかなという感じがする。
後味の悪さはもうさすが!って感じですが。恐ろしいし哀しいラスト。
秘密のシーズン0が出たりもしているけど、完全新作なら、次はまた異世界ファンタジーとか、別の角度のものを期待。