あらすじ
最高傑作サスペンス、「秘密」に次ぐ清水玲子、14年振りの完全新作ミステリー!! 数々の謎の事件に刑事・高比良が挑み、明かされた衝撃の真実とは!?
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夜中に読むと......
相変わらずのグロさ、背筋がゾクッとする鳥肌が立つ程の嫌悪感満載で、秘密シリーズの事件と何ら変わらない胸糞事件ものでした。捜査班が違うだけw
少女殺害の動機が八つ当たりみたいなもので、そこだけ残念かな。
夜中に読むと安眠は出来ないと思われます......(失敗した)
Posted by ブクログ
産婦人科でお母さんが検診中に小さな女の子が行方不明になった。数日後、遠くの水辺で縛られた状態で水死していた。
市村という刑事はこれが「若き殉職者」という絵に似せた殺人だという。
女の子が持っていたプールバックにも「洗礼式」という意味の言葉が描かれたメモが。
6年前の事件を思い出す。
やはり水辺で父母を殺害した少女の事件。
あれから市村は極度の潔癖症になってしまった。
その時の少女は、今は名前を変えて生活している。陸上で記録をとるほどの活躍をしていた。
彼女に会いに行く。「君じゃないよね?」
そして、また第二の事件がおこる。それは動物園で、沢山の動物が亡くなっていた。
が、その種類に特徴がある。一夫多妻の動物だけだ。
そして今度は「インモラル」というメモが見つかる。
同一犯なのか?
そして、犯人は・・・?
この事件は同じく火曜日におきている。それに意味があるのか?
っていうお話なんだけど、
もちろん、ミステリーだけに収まらないいろんな事があるんですよね。
超ネタバレですが、
この事件は「殉職者」「洗礼」「インモラル」という言葉もあるように、宗教がとても重要視されていて、
6年前の事件も宗教がからんでくるんですが、その一言で済ませないほどのひどい話なんですよ。
この新興宗教、一夫多妻制。娘が生まれて養女にだしてその家の実質第2夫人にする話だったらしい。このままだと養父にヤラれるとおもって、殺害したのが6年前の真相。
では、いまのは・・・?
これがまた、意外なところに犯人がいて、それもなんかつらいよなぁ・・って思った。
とにかく、清水玲子さんの絵が美しすぎて、残酷な話がより残酷で芸術的に感じてしまう。絵もストーリーもすきだわ~~~
Posted by ブクログ
寂地峡…小さい頃に行った記憶しかないけど、たしか紅葉がキレイだったハズ。
これ読み終わったあとに、また行ってみたい…と素直には思えない切なさ…。
ストーリー構成はさすがだと思います。
Posted by ブクログ
過去に両親を殺した少女は、少年法の特別矯正プログラムで別の人間として暮らしていた。
連続幼女殺人事件によって、過去事件を担当していた潔癖症で死体が苦手な刑事・高比良と再会し…。
過去の事件の真相と共に事件を追うサスペンス。
「秘密」と同じようにおぞましい新興宗教がからんだ本格シリアス作品。