【感想・ネタバレ】双子の悪魔のレビュー

あらすじ

大和新聞の菊田美奈子が詰める東京証券取引所に、レストランチェーン・西大后に対するTOB(株式公開買い付け)情報が入った。報道により、西大后の株価は乱高下する。だが、すべては違法な仕手戦により巨万の富を得ようとした金融ブローカーの罠。魔の手はネットを通じて個人の資産にも向かう……。マネー犯罪の深部をえぐる経済ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

○新潟県出身で、時事通信で記者をしていた相場氏の著作。
○特定株式への介入(仕手戦)を中心とした株式市場を舞台とし、企業の買収やTOBといった経済社会の問題(?)やインターネット犯罪(スキミング等)などの現代的な闇を描いた作品。
○現代社会の課題をあぶり出しつつ、一方で、在日差別といった前近代的なキーワードを絡ませる展開がおもしろい。
○分量も少なく、割と短時間で読める作品。
○分量が少ない分、展開が急な場面も多く、特に「英里」の役割については、もう少し背景のストーリーがあっても良いのではと感じた。

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2013年09月11日

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