【感想・ネタバレ】たった一人の熱狂のレビュー

あらすじ

すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。「癒着に染まれ」「野心なんか豚に食われろ」「一撃必殺のキラーカードをつかめ」「人たらしになるな。『人さらい』になれ」「結果が出ない努力に意味はない」など、出版界の革命児・見城徹による、仕事に熱狂し圧倒的結果を出すための55の言葉を収録。文庫完全版!

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「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」――この一言が、あなたの停滞した日々を切り開くきっかけになるかもしれません。出版界の革命児・見城徹氏が語る55の仕事哲学は、厳しさの中に実践的な知恵と情熱が詰まっています。
本書の魅力は、そのリアルさと具体性にあります。例えば「結果が出ない努力に意味はない」という言葉。何かをやり遂げるには、ただがむしゃらに頑張るのではなく、成果を生む行動を選ぶ必要があるのです。また、「義理を重んじ、人との約束を守れ」という教えは、仕事の基本ながら、どんなキャリアにも通じる最強のルールです。
これらの言葉は、ただ読むだけで終わるものではありません。日々の仕事に取り入れた瞬間から、行動が変わり、結果が変わる。私はこの本を手にしてから、どんな憂鬱な仕事も「やり遂げた先に何かがある」と信じられるようになりました。
悩んでいる新人、限界を感じる中堅社員、そして次の一歩を迷うすべてのビジネスパーソンに、この本をおすすめします。読めば、「熱狂」が仕事を変え、人生を動かすことを実感するはずです。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

豪傑であり繊維な見城さんの考えに触れられる本。
「苦しくなければ努力じゃない」「憂鬱じゃなければ仕事じゃない」と言った名言のみならず、「仕事ができない人間の共通点は、自分に甘いこと」など刺さるフレーズがぎっしり。
コンプラやハラスメントなどで雁字搦めになっている今の世の中だからこそ、見城さんのパワフルさが身に沁みた。

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2025年01月07日

Posted by ブクログ

この人の本を読むと本当にやる気が出る言葉がどんどん出てきて自分のモチベーションが上がるのでとても有難いです。

no pain no gain 痛みのない所に成長はない
苦しくなければ努力ではない

こういった言葉を自分に刻み込み、死ぬ時に後悔しないよう日々真剣に生きていきたいと思わせてくれる本でし

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2024年11月30日

Posted by ブクログ

幻冬社社長である、見城氏の、編集者として、男として、1人の人間としての美学を詰めた一冊であり、現代社会に蔓延る空虚さや薄っぺらさ、表面的な人間関係の対極にある哲学を自身の言葉で描き出している。見城氏の人間としての感受性の高さや繊細さ、そしてそれと向き合いエネルギーに変える美学に、驚嘆せずにはいられなかったと同時に、繊細すぎるが故に人が感じない苦しみを感じる自身と重なるものがあった。これは、感受性の強みを武器とし、死ぬまで葛藤と研鑽、努力を重ね、誠意を大切にする生き方に踏み出す勇気を与えてくれるという点で、多くの内向的な人にとって貴重な1冊となる可能性がある。アメリカ先住民の言葉が重くのしかかる。「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人達が、どうしても生きたかった大切な明日だ」

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2024年11月03日

Posted by ブクログ

心に響きまくり
他人には想像もつかないような圧倒的な努力を積み重ねて初めて、結果は後から付いてくる

圧倒的な努力が信頼を生み、結果として自分の理想を得られる。数字にこだわり、相手が求めるものに耳を澄ませる。相手に自分の存在価値を認めてもらう!!

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2024年06月20日

Posted by ブクログ

死を意識する
今日が死から一番遠い日
死ぬときに後悔しないか、行動にするとき、決断するときに意識したい。

ビジネスは他人への想像力が不可欠
想像力は恋愛で養われる

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

今日この一瞬をどんな思いで生きるか?
死を受け入れることと、懸命に抗いもがくことは紙一重だと思う。
それでも全力で生きることを選びたい。

◆現状維持している限り、「昨日とは違う明日」はやって来ない。現状維持の人には、「昨日と同じ明日」しかない。

◆「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人達が、どうしても生きたかった大切な明日だ。」

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

人生燃え尽きるその日まで全力で生きたいと思わされた。怪獣人間とはまさにこのこと、とにかく熱い本だった。何かに抜きん出ている人はどこかネジが一本抜けている。

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2023年12月07日

Posted by ブクログ

熱狂、圧倒的な努力、漢は、自らの試練を課す

気になったのは次のとおりです。

■本との出会い
・孤独を抱えた絶望的な状況の中で、本だけが僕にとっての唯一の友だちだった。
・この世での孤独感と寂しさを癒してくれるのは本だけだった。

■考え方
・圧倒的な営業力というものもまた受験勉強では培われない
・人材の良し悪しは机上の履歴書では測れない
・誰も見たことのない価値を創造する。そんな仕事を常にやっていなければ、僕は気が済まない
・上司や同僚ができることをやっても面白くもなんともない
・朝から晩まで仕事について考え抜き、骨の髄まで仕事にのめり込む。そして上司や同様ができない仕事を進んで引受け結果を出す
・人が休んでいる時に休まずに動く。どこから手を付けていいのかわからない膨大なものに手を付けてやり抜く
・毎日辛くて、毎日憂鬱な仕事をやり切った時、結果は厳然とあらわれる
・もうダメだ からが本当の努力である
・できるかできないかではなく、やるかやらないかだ。
・苦しめば苦しんだだけ結果がでる
・仕事にするからには、一休みするという発想は捨てて常に熱狂していたい
・どうせ生きるならば、仕事に熱狂し、人生に熱狂しながら死を迎えたい
・今いる場所で悩み抜き、圧倒的努力をしてほしい。
・本気で向かわなければ、何も生まれない。
・結果とはなにか、一番分かりやすい結果は利益をいくら上げたかであり、それを曖昧にしてはダメだ。
・僕にとって一日の終わりは毎日が後悔だ。何もかも自分の思い通りになった日などこれまで一日としてない

■信頼
・この人を裏切らないと心に決めた人との信頼関係は、何があっても死守する
・ひとたび成功体験を得れば、壁を突破するための方程式が見えてくる
・いい気になっておごり高ぶる傲慢な人間は必ず堕ちていく
・努力を積み重ねて価値を集積していけば、ビジネスパートナーや得がたい戦友は向うからやってくる
・癒着というのは、圧倒的努力をした者同士による、ギブ・アンド・テイクである
・人脈は一朝一夕でできあがるが、癒着は決して一朝一夕では成立しない

■仕事
・小さな仕事を疎かにする人もまた、大きな結果を手にすることはできない
・神は細部に宿る
・GNO(義理・人情・恩返し)を大切にしない人間は何事もうまくいかない
・自分で汗をかきなさい、手柄は人にあげなさい、そして、それを忘れなさい
・スランプの原因をごまかさず、徹底的に落ち込む。落ち込んで落ち込んで落ち込み抜き、自分と向き合う
・「すべてはプロセスである」という人生哲学だ。
・結果が出たらゼロに戻せ、圧倒的努力で得た結果も一度ゼロに戻す
・数字を曖昧にする人間はビジネスの成否をごまかしている
・起業家に理念なんて必要ない。無我夢中で働ける仕事に懸命に取り組む、圧倒的努力を費やし結果を出す
・儲かることは善である
・矛盾によって板挟みに遭いながら苦しみ、七転八倒しながらそれでも匍匐前進する
・ビジネスにおいて、成功と失敗の分かれ目を測る基準は数字だ

■今日
・君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても生きたかった大切な明日だ
・死という視座から現在を照射すれば、今自分がやるべきことが鮮明に見えてくる


目次
はじめに 755の軌跡
第1章 仕事に熱狂する
第2章 圧倒的結果を出す
第3章 企業は甘くない
第4章 切なさを抱えて生きる
第5章 トップを走り続ける男たち
第6章 悲しくなければ恋愛じゃない
第7章 人生を豊かにする遊び・買い物・食事
特別収録 母校の創立50周年記念誌に寄稿
おわりに 血染めの旗を掲げよ
文庫版あとがき
解説秋元康

ISBN:9784344424593
。出版社:幻冬舎
。判型:文庫
。ページ数:328ページ
。定価:650円(本体)
。発売日:2016年04月15日

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2023年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ仕事に熱狂するのか?
人は誰もが全員、死を背負って生きている
生から死への道は一方通行だ

生の虚しさを紛らわせる要素は
①仕事②恋愛③友情④家族⑤金の5つ
とりわけ①~③が上位に来る

労働によって誰も見たことがない価値を創造する
そんな仕事を常にやっていなければ僕は気が済まない

どうせ生きるならば仕事に熱狂し、人生に熱狂しながら死を迎えたいと僕は思うのだ。

自己検証・自己嫌悪・自己否定。
この3つがない人間には進歩がない。

今日もまた1日死へ近づくのだ
という冷徹な事実を確認し
悔いのない1日にするぞと奮い立ち
朝というとば口から残りの人生を照射するのだ

作品に惚れこむ気持ち。
その純潔と純粋は何物にも替えがたい
しかし、きれいごとだけで作品が売れるほど世の中は甘くない
純潔と純粋の中に、勝負師としてのたくらみが混在する
そのときはじめて作品は大衆に受け入れられる

自分の感覚や感動の源泉を信じ、たった一人でも自分が信じた道を行く。人の100倍も不安におびえ、困難に耐えながら、苦痛を糧として仕事をする。
それが僕の言う「たった一人の孤独な熱狂」だ。

人たらしではなく、人さらいになる

GNOは絶対死守
義理人情恩返し

圧倒的努力で得た結果も、一度ゼロに戻す
ゼロの地平から原石を探さなければ、次なる成長軌道は描けない

倖せの定義
最後の勝負は、死ぬときにあなたがどう思うかだ

アメリカの先住民
「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても生きたかった大切な明日だ」

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2021年01月22日

Posted by ブクログ

圧倒的な努力

努力すれば、成功するとは限らないが、成功している人は必ず努力している。

読み終えてこの言葉が真っ先に思い浮かんだ。

仕事に取り組む姿勢や、考え方で参考になる部分が多々あった。読みながら、日々の生活で実践していくと、微かな変化の兆しが。

まずは失敗を恐れずに挑戦することが大切!!

<オススメ>
仕事への取り組み方を見直したい方
熱量が伝わってくる本好きの方
出版業界の仕組みを知りたい方
著者の生き方に関心のある方

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2020年10月15日

Posted by ブクログ

「突き抜けた人」の人生観がわかる本。
簡単に「明日から実践します!」と言えないような過激な内容ではあるが、少しでも取り入れることが出来れば違ってくると思う。

起業するとき自身の覚悟を再確認するために読むのも良いかも。

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2024年09月01日

Posted by ブクログ

幻冬舎社長 見城 徹の生き方、熱さが詰まった本。

とにかく熱い。熱狂して生きてきた生き方が語られ、読んでいるこちらも熱くなってくる。
やる気を出すのに良い。自分の人生がもっと変わればと思ってる人はハマると思う。

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2023年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

圧倒的大差をつければ、嫉妬されることはなくなる。
ただし、決しておごり高ぶってはいけない。
おごれる者は必ず堕ちていく。

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2023年10月10日

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"自己検証、自己嫌悪、自己否定なきところに成長なし"
生きてて辛そう、と思った
正直、無知な私は見城さんについて全く知らなかった。
でも読み進めていくと、幻冬舎、12歳のハローワーク、知ってるワードがたくさん出てくる。
ちょっと待って、この人すごい人なんじゃない?
たとえどんなに良い作品でも、アプローチが良くなければ売れない。
そのアプローチが素晴らしく、仕事のできる人だ

"1番だめな事は現状維持に安住することなのだ"
本当に自分に厳しいひとで、これはもうなかなか真似できるものではない
全く自分との共通点がない人だが、死後は海に散骨してほしいと言うところは、私と共通していた。
同郷の友人たちを、小さく生きて小さく死んでいく。誠実に生きて、誠実に自分の運命を引き受けて死んでいく。あざとい野心もなければ人を押しのけてまで目立とうと思わない。そういう人。と評価するのはちょっと残念だなぁと思った。
最後に、親友秋元康からの解説文で
こんな人いないよ
と書かれていて、そうだよなぁと妙に納得してしまった。

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2023年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幻冬社の見城さんの著書。

この本はほぼ自伝なので、テクニック的な部分ではなく見城徹のこれまでの生き方が知れる本、結果を出してる人がどんな考えでどんな行動をしてきたのか知るには良い本だな、と。

毛沢東の革命の三原則は
①若いこと
②貧しいこと
③無名であること。

僕はこれに
④無知であること
加えて「革命の四原則」と呼んでいる。
無知だからこそ、とんでもない発想が生まれるのだ。

という考えの持ち主で参考になる内容としては下記。

圧倒的努力をすること
→人が寝ている時に寝ないで働く。人が休んでいる時に休まずに動く。朝から晩まで仕事について考え抜き、骨の髄までのめり込む。人が諦めたとしても、自分だけは諦めない。

自己検証、自己嫌悪、自己否定がないところに進歩はないということ
→「自分は駄目になってしまった」と自覚し、自己評価を敢えて下げる。そうすれば、人はそこから成長できる。

GNOを大事にすること
→義理・人情・恩赦、これらで経済は回っており、かつ人生も作られている。常に謙虚にGNOを大事にすること。

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2023年03月14日

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幻冬舎の創業者である見城徹の自伝。

角川で角川春樹の元で仕事をし、後に独立して幻冬舎で成功するまで、とにかく本人がいうところの圧倒的努力によってなしえた人脈と仕事の成功譚がまぶしかった。

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2023年01月30日

Posted by ブクログ

・現状維持をしている限り、今日と違う明日はやってこない。

・全ての決断がリスクとして跳ね返ってくる。サラリーマンに経営者の孤独は絶対にわからない。

・現実を阿修羅の如く生きる道を選んだ。その僕に退路はない。死ぬまで正面突破で突き進む。

・圧倒的な努力を積み重ねて初めて結果は後からついてくる。

・ビジネスにおいて成功と失敗の別れ目を測る基準は数字だ。

・いくら儲かったかという数字に厳格にかこだわらなければ、鮮やかな結果など出るはずもない。

・大金は、心身から血を噴き出して戦って勝たなければ得ることはできない。

・利益を出さなければ、愛する人を幸せにすることも社会貢献もできない。

・金が全てだ、というのが仕事をする上での前提。

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2022年03月21日

Posted by ブクログ

生命を燃やして仕事をしてる見城さんの考えが詰まった一冊。
憂鬱じゃなければ仕事じゃない、圧倒的努力、といった言葉が印象的だった。
自分も仕事がんばろー

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2021年10月17日

Posted by ブクログ

見城徹の名前は聞いたことがあったが、どういう人物かは全く知らなかった。表紙に挑発的な著者の写真がどでかく載っておりタイトルは『たった一人の熱狂』。それだけでも目を引くのに、加えて帯には秋元康や村上龍、藤田晋のコメント。どうしても気になって手にとっていた。
著者は廣済堂出版に入社、その後角川書店に移った。そこで編集長を経て 41 歳にして取締役編集部長に昇進。角川書店退職後に幻冬舎を設立している。本書ではこれほどの成功を収めるため、いかに仕事に熱狂して圧倒的結果を出したかが様々な視点で書かれている。
一番印象に残っているのは、「小さなことこそ真心こめろ」という言葉とその内容だ。小さなことや片隅の人を大事にしない人間に大きな仕事はできない。雑用をいい加減にやったり、人との約束を簡単に破ったり、名も無い人を無下に扱うような人は大きな結果や成功をつかめない。と書かれており、なるほどなと思った。疎かにしがちな小さなことこそ丁寧に取り組み、それが積み上がっていくことで結果的に大きな成功を掴むことができる。もしかしたら当てはまらない人もいるかもしれないが、少なくとも私は今後「小さなことこそ真心こめろ」を意識してしきたい。
「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」。この言葉は故高倉健の座右の銘であり、著者が本書を通じて伝えたかった精神であるという。この言葉と本書の内容を併せて胸にとめて生きていこうと思う。

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2021年06月06日

Posted by ブクログ

一生懸命生きること、目の前の相手に想像力を働かせて大事に関わること、これしかないのだなあ。

腹を括るとはこういうことなのか

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2021年05月12日

Posted by ブクログ

幻冬舎創業者の見城徹が755に投稿した、価値ある言葉に対する補足を行っている本。
それと同時に見城徹という男が、どんな人生を歩き、どんな思考をしているのかが分かる。

この本から2つの大事な事を学んだ。
・現状維持では何も生まれない、現状維持をしている人間は今日よりも良い明日は訪れない。
現状に満足し、変化しようとも怖くできないそんな人に対して発破をかけている一説だった。

・神は細部に宿る。細かい仕事、雑用を抜け目なくこなせなくては成功は訪れない
大成をしようと、自身にとって価値のある事、意味のある事のみに注力し、他の事(小さな事)を蔑ろにしていては、どこがでぼろが出て、成功から遠のいてしまうと感じた。

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2020年12月20日

Posted by ブクログ

賛否両論多い人だけど、
ここに書かれてる仕事の姿勢、人と向き合う姿勢、
その覚悟、
は、めちゃめちゃ刺激を受けるし、襟を正す気持ちになる。

ピシッと引き締まる一冊。

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2020年05月08日

Posted by ブクログ

ヒット連発、というイメージの幻冬舎。その出版社を立ち上げた、名だたる方の、「叫び」。

色々な意味で、自分と違うキャラクターだな、と冷めた目で全編読み通したわけですが、別にきらいなわけでも何でもなく、ただ自分とタイプが違うな、と。緻密に準備されていることも多いわけですし。ただ根底に、この「パッション」がなければ、突き抜けて何かを成し遂げることは、難しいのかもしれません。

精神論が多いし、コワいところも多いのだけど、自分と違う考えをする人の思考回路を理解する意味で、とても参考になった。

参考になった点、多いです。以下、原文の抜粋:
1. 『スリリングでエキサイティングで、気分がワクワクする仕事をしていたい。・・・日本中をあっと言わせる企画を人知れず準備し、原稿を校了して印刷に回す。印刷所から本が出来上がってきて市場に流通すると同時に、新聞広告や様々なプロモーションがいっせいに流れるように念入りに仕込む。そして、長い時間を掛けて作ってきた本がベストセラーに躍り出る。熱狂が最高潮に達した瞬間、僕の仕事は終わる。そして、未知なる次の熱狂へ向かってすぐさま新しい仕事を準備するのだ。』

2. 『僕は「月間カドカワ」編集長だった頃、「おれはダメになっている」と無性に苛立っていた。自分で自分に腹たがってたまらなかった。やれ「雨が降った」だの「腰が痛い」だの理由を付けて、コンサートや芝居を見に行かない。面倒くさい企画には顔を出さないで、大変な作家は部下に任せてしまっていた。』

3. 『「自己検証、自己嫌悪、自己否定。この3つがない人間には進歩がない。」』

4. 『「この才能をいかに刺激し、決定的な作品を書かせるか」「目の前にいる男が生み出したブツを、いかに世間に届けるか」。表現者の才能に熱狂し、まるで作品に恋するかのようにほれ込む。その純潔と純粋に、「なんとしても売ってやる」という常識破りのたくらみが加わったとき、始めて大ヒットが生まれるのだ。』

5. 『惰性で行われる会議では、イノベーションは生まれない。一人ひとりと切り結び、膠着、マンネリ、平均をつぶすのだ。』

6. 『「職場でやりたい仕事をさせてもらえない」「希望の部署にいけない」と不満を抱えている読者も多くいると思う。そんな人は、まずは今任されている仕事で圧倒的な結果を出して欲しい。中途半端な結果ではない。圧倒的な結果を残せば、おのずと希望のポストは手に入るものだ。やりたい仕事は向こうから舞い込んでくる。社内筆頭の稼ぎ頭になれば、あらゆる不満は消えてなくなるはずだ。』

7. 『編集者として向き合っている以上、僕は僕の思いを全身全霊でぶつけるしかない。そんなことをしているうちに原稿用紙は真っ赤になる。自分の原稿にケチヲ付けられれば、当然のことながら作家は気分が良くないだろう。返り血を浴びることを覚悟し、相手の傷口に塩を塗りこむ。自分の傷口と相手の傷口をつき合わせながら、さらにお互いが擦過傷を負う。そこまでしなくては、編集者が作家に刺激など与えられない。』


どんな表現方法になるかは、人それぞれだと思いますが、圧倒的な成果を出すためには、己に対する信念とそれを突き動かす熱い心が必要です。

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2020年04月01日

Posted by ブクログ

 一つ前の読書は、会社で働くことに馴染めず、絶版本を再び世に送る出版社を一人で始めた人の話だった。

 打って変わって本書は、幻冬舎を設立した社長の話であり、内容的には完全に真逆。
 角川書店で書籍売り上げを更新し、取締役編集部長になりながらも退職して幻冬舎を立ち上げた。
 熱狂の中にいる男、濃い。熱い。
 その熱さは常に、人は一秒一秒死に向かっていることを深く理解し、常に昨日とは違う明日を目指している。

 仕事に熱狂する。
 圧倒的結果を出す。
 トップを走り続ける。

 まさに圧倒的努力に基づく仕事論。
 これの前に読んだ本との高低差がすごい。
 つまり、仕事に正解はないが、自分にはこれが必要だと思える仕事をすることが大事なのではないかと。

 続いて、本書を編集した箕輪厚介の本をチョイス。

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2020年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 「職場でやりたい仕事を担当させてもらえない」とか「希望の部署に行けない」と不満を抱えている読者もいると思う。
 そんな人は、まずは今任されている仕事で圧倒的な結果を出して欲しい。中途半端な結果ではない。圧倒的な結果を残せば、おのずと希望のポストは手に入るものだ。やりたい仕事は向こうから舞い込んで来る。社内筆頭の稼ぎ頭になれば、あらゆる不満は消えてなくなるはずだ。
 ただし、圧倒的結果を出したからといって決しておごってはいけない。僕はこれまで沢山の成功した起業家と付き合ってきた。彼らは一様に、成功したからといって調子に乗ることはない。おごる者は、知らず知らずのうちに見えない敵を作る。
 いい気になっておごり高ぶる傲慢な人間は、必ず堕ちていく。トップランナーであり続ける成功者ほど、みな謙虚だ。褒められても「いやいや、たいしたことないですから」と静かに笑い、自分の話は早々に切り上げる。
 傲慢な人間は仲間から離れ、謙虚な人の周りには協力者が集まる。ビジネスの世界を勝ち抜く本当のしたたかさを持っていれば謙虚に振る舞うのは当然だろう。おごれる者は久からず。謙虚であることは、成功を続けるために必須の条件なのである。

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2020年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういった人が歴史を作っていくんだろうなぁと、ちょっと客観的に読んでしまった・・・
体は壊さない程度に仕事しよう!

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2020年02月24日

Posted by ブクログ

見城徹がほんとにクソカッコイイのです

また
つかこうへい 、銀色夏生、中上健次、村上龍、秋元康、林真理子、石原慎太郎、藤田晋 等の作家さんとの
エピソードが熱すぎる

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2019年09月23日

Posted by ブクログ

仕事や生き方について、著者の熱量がビンビンと伝わってくる。それらは、「圧倒的努力」、「圧倒的結果」、「覚悟」、「金が全て」、「GNO(義理・人情・恩返し)」といった言葉で表現される。仕事に対する姿勢・考え方についてはハッとさせられるものが多々あるも、一方で、このような上司・仲間には付いていけないな、と思うことも。著者の人生観・価値観・哲学を語ったものなので、結局のところ、こうしたことは人それぞれ、とも思った。

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2025年01月03日

Posted by ブクログ

良し悪しではなく、現代で突き抜けた生き方をしてきた見城さんの人生哲学。
いま読者が置かれてる状況で響くところが分かれる。

圧倒的な努力と成果を出し続ければ人生の自由度が上がる、という考え方に深く共感し、自らの行動規範としていこうと思いました。

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2024年05月05日

Posted by ブクログ

 見城徹がいかに繊細で熱狂的に生きているかわかる。アメリカの先住民の言葉で「君がなんとなく生きた今日は、昨日死んでいった人たちがどうしても生きたかった大切な明日だ」が印象的だった。
 死ぬ時に良い人生でよかったと思えるように一瞬を大切にして、熱狂していきたい。

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2022年03月06日

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