【感想・ネタバレ】あめふらしのレビュー

あらすじ

夢かうつつか、現実とも異界ともつかぬ和風幻想譚

死者のタマシイを拾ってきてはつなぎ止め、河を渡らせない〈あめふらし〉。そんな男が摩訶不思議な仕事の数々を引き受けてきて……

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Posted by ブクログ

ネタバレ

始まりは奇妙な男から始まる。登場人物は、橘河、仲村、さゆり、橘河の嫁や鳩彦。主人公は市村だった。文春文庫とあって文章は読みやすいうえに文学的で、機械的な描写だけではなくイロを持たせるのがとても素敵だった。同性愛表現もあることで有名な長野まゆみさんだが、『あめふらし』は隠語や遠まわしな表現、それから直接的ではない言い回しをしているから、村上春樹の「ノルウェイの森」のような衝撃はなかったものの、まるで浮世絵や花魁の華やかな世界のようにあでやかだった。幻想的で妖怪をベースにしていることからエンターテインメントとして十分と私としては楽しめたし、何よりわかりやすい文章と穏やかな語り口でとても穏やかに読むことができた。

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2012年03月30日

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