あらすじ
山の神、里の神、家の神をはじめ、天狗、山男、山女、河童、幽霊などの話が百十九話収められた『遠野物語』。牧歌的な昔話としてイメージされる一方、そこには、現実世界を生きる人間たちの「負の遺産」ともいうべき姿が活写されていた。自然について、神様について、人間の生死について、かつての日本人は何を感じて生きてきたのか――。古層の記憶をたどりながら、私たち現代人の未来について考える。「100分de名著」ブックス書下ろし特別章として「世界の中の『遠野物語』」を収載。
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Posted by ブクログ
遠野と言ったらカッパや座敷童子。柳田國男と言ったら民俗学。そのくらいしか知識がなかったので知りたいと思い購入。
精神に異常を持っている人も承認して抱え込んでいる社会であったり、死についての考え方、曖昧さが昔の日本にはあり、それが現代社会では失われているのだと気づく。昔が良かったと考えるのではなく、温故知新で心の底に少しでもいいからそういった考えを持っておくことが重要なのだと思う。現代社会の人間が忘れてしまった感性を思い起こすことができる作品なのだと思う。『遠野物語』を読みたい。