【感想・ネタバレ】NHK「100分de名著」ブックス 柳田国男 遠野物語のレビュー

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Posted by ブクログ 2021年12月07日

旧約聖書の後だったこともあり、とても入り易かった!日本人の持つ、死生感や自然との共生等、一度遠野を訪れてみたくなりました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年09月26日

この本を読んで、柳田国男や「遠野物語」の内容を知ることができて良かった。「遠野物語」に心の病を患っている人や、知的障害のある人が出てくる話が意外だった。凄惨な事件の話も掲載されていて以外だった。この本を読んで遠野に行ってみたくなった。

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Posted by ブクログ 2022年12月31日

「遠野物語」再読(自信無い)前テキストとして。
遠野物語が文語体で、読みとる自信がないんです。
はじめに、で柳田国男が執筆にあたった経緯と、遠野地方の地勢を。
第一章民話の里・遠野 柳田にその元ネタを提供した遠野出身の佐々木氏との出会い。作品に付けられた序文の真意について。
一五 オクナイサマ 五六...続きを読む 河童の子殺し 一一 親殺し 解説
第二章神とつながる者たち 二 神の始 一〇二山の神 一八 座敷童 六九 オシラ様 九六 予知
六三 マヨイガ 解説
第三章生と死 魂の行方 一一一 デンデラ野とダンノハナ 二二 幽霊 九七 死に際 八 神隠 九九 津波の死者の霊 解説
第四章 自然と共生 三六・三九 狼 四三 熊 五三 鳥になった姉妹 解説
特別章 世界の中の「遠野物語」当初から作者が外国に在る人々に呈すると献辞している事。海外での評価も高い事。
牧歌的な民話昔話という側面ばかりでなく、生活していく上での何かを隠蔽する役割もあったり、教訓があったり。著者が、聞いたまま書いたのではなく、感じたまま書いたというところが、民話に深みが出たんだろうと思います。

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Posted by ブクログ 2017年05月05日

「遠野物語」は、いつか読んでみたいな、と思っていました。
単純に、遠野に何度か行ったことがあるからなんですが。それだけの興味。
(あんまり、おどろ系の話に愛着は、ないのです)

全体にもちろん「遠野物語」のダイジェスト的な紹介と、書籍としての「遠野物語」の成り立ちについて書かれている本です。

「遠...続きを読む野物語」は岩手県遠野地方に伝わる多くの民話を、柳田国男さんがまとめた本。
1910年、柳田さん35歳のときの本。
実は中身は遠野出身の佐々木喜善さんという若者が、柳田さんに語った内容なんですね。それ自体、柳田さんも何も隠していません。
一応、柳田さんが後追いで確認取材的なことをして本にしている、ということだそうです。

お話としては、

姥捨ての話とか。
間引き、子殺しみたいな残酷系。
動機や理由が不明な殺人、みたいな不条理系。
そしてお化け。幽霊。座敷童...

というあたりから、ほんわかした?童話的おとぎ話まで。

実に多岐に渡る。
2017年現在ぼくらが、「ディープ日本の田舎のおどろ系のおはなし」をイメージしたときの原型がほぼ入っています。

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そういう意味では、さすが「100分で名著」、お手軽で読み易く良かったのですが、
もう一歩踏み込むと、この本を書いている学者さん?の筆致は、正直かなり不親切ではありました。
本の(番組の)ありようからすると、もっと親切に、もっと入門編であるべきなのに、中途半端だなあ、と、正直感じました。

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