あらすじ
オートバイ修理のような問題を前にすると、かなり知的な人でさえ説明書を読むことすら嫌悪し、専門家に一任してしまいたいと考える。結局彼らはテクノロジーに触れることが人間性の喪失につながると思い込んでいるのだ。だが真理はエンジンの構造にだって宿っていて、それを探るには心の落ち着きが大切なのだ……120人以上の編集者に出版を断わられた後に刊行されるや全米を席捲、今や世界500万部に達する伝説の哲学紀行。
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Posted by ブクログ
なんとか読み終わった・・!
プラトンとかアリストテレス、ギリシャ哲学などの辺りはほぼさっぱりだったが、上巻からの全体的な構成(バイク旅と並行して段々明らかになってくるパイドロスのこと)、息子クリスとの関係性の行方が気になり、最後まで辿り着けた。
クライマックスの太字部分に静かな高揚覚えて感動しました。
Posted by ブクログ
息子とのオートバイの旅を通じて、自分自身の過去の人格を掘り下げていき、禅やら哲学に対する考察を同時に行うという内容の本。読み始めはタイトル通り「禅とオートバイの修理技術」についての考察が入り非常に面白く読んでいたんだけど、「クオリティ」の話になってから非常に難解な読み物になっていき、頭に本の内容がすんなり入ってこなくなった。後半になって、オートバイの整備の話に戻ったら大分読みやすくなったけど、全般を通じて難解な内容の本でした。オチについては、なんか個人的にはしっくりこなかったなぁ、という感想。まぁ、これは好き好きもあると思うけれども。