【感想・ネタバレ】そもそも「論理的に考える」って何から始めればいいの?のレビュー

あらすじ

「考えてから発言して」「ちょっと考えればわかるだろ」「もう一度ちゃんと考えてみて」などと、上司や先輩に言われたことはありませんか? 仕事をしていく中で、「考える」ことは不可欠です。

本書では、「きちんと考える」ときに押さえておきたいポイントから、論理的に考えるためのきっかけのつかみ方、問題を解決する方法までを、ストーリー形式で、やさしく解説します。

舞台は新幹線の中。広告会社に勤めるサオリは、偶然隣りの席になった数学を専攻する大学院生・優斗に、今まで誰にも聞けなかった「どうすればちゃんと考えられるのか?」という疑問をぶつけます。
仕事で伸び悩むサオリが、優斗との会話を通して、何から考え始めればよいのか、どう考えれば斬新なアイデアが生まれるのか、根拠ある考えの裏には何があるのか、などを学んでいきます。

早くゴールにたどり着くための効率的な考え方、三段論法・消去法の便利な使い方、どんなツッコミにも答えられる頭の中の整理法、相手を論破する反例と背理法の活かし方など、毎日の仕事に役立つ考え方を多数紹介。丁寧な解説と豊富な図表で、誰でも簡単に、今日から使える「考えるコツ」を、楽しみながらつかむことができる一冊です。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかくわかりやすかった!
ストーリー仕立て、クイズ形式、主人公たちの会話。
一緒に問題をとくうちに頭がクリアになった気になりました。

私も「裏を返せば」が口癖のビジネスパーソンになりたいと思った1冊です。

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2017年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まるでベネッセの販売促進冊子のように、さらさらと一気に読めて、この方法を使えば私も変われるかも…!と希望を持てる本でした。

前半は、ゴールを決め、揃えた根拠を線で繋いで考えることで説得力が増し、論理的な考えが生まれるという流れがよく分かります。
そして、「裏を返せば」「常識を疑う」といった言葉がキーワードとして頻繁に登場し、受け身で物事を捉えるのではなく、ちゃんと(論理的に)考えることでよりベストな方向を確実に定められるということがとても分かりやすく説明されています。

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2020年08月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ビジネス(や趣味)において、感覚勢を卒業して筋道を立てて考えることについてどうすれば具体的によいのか悩んでいる人におすすめな本である。登場人物の対談形式の構成なのでとっつきやすさも良い。
特に前半部分は「論理的に考える」ことを具体的に言語化してあるので、なんとなく論理的を理解している人にとってもカチッと論理的とは何かを定義しやすい。後半は著者の専門分野であるビジネス数学をベースに話を進めているため、時折「数学の確率論ではそれが正解なのかもしれないが、実際のビジネスでは他の回答があるのではないか?」という場面もある。

論理的以前の「考える」から掘り下げているのが良い。「何かを考えるときって、まず具体的にテーマを設定するからスタートできるのではないかと思うんですよ。そして、それって実は同時にゴールも設定することになり」という逆算思考から、「’’ちゃんと考える〟ためにはまず何について考えるのかをできるだけ具体的にする」というそもそも論まで、考えるということ自体にフォーカスしている。論理的以前の問題から定義しているので考えることを深めたい人にとって有用性が高まる。

考えることで大切なことの一つである常識を覆すということも「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊するのがミソ。そのためには〝裏を返せば〟が突破口になることも」と言語化し、どうくつがえせばよいのかを噛み砕かれている。「裏を返せ」と口では簡単に言えるがこのように具体的な前提条件からどうすればよいのかを記載しているのが良い。

最後のコラムに書いてある「論理的に考えるだけではダメで、かといって気ままに斬新なアイデアばかり求めていてもダメです。双方のバランスで、問題解決は実現するのです」にはハッとした。この本では論理的に考えることについて焦点を当てているが、これから感覚や共感の時代になると言われて久しいこのご時世に追いて、両方のアプローチで思考できる人が勝つのではないかと感じた次第だ。

この本で学んだ「ちゃんと考えるためには、まず何について考えるのかを具体的にする(そして定義した後は思考がぶれないことも)」「考えるとは線でつなぐイメージを持つ(これが筋道の招待)」「決める局面では強引にでも数値化して、定量的な議論にする」「自分が無意識に決めつけてしまっているものをあえて破壊する」「発送と論理のバランスの良い組み合わせによる問題解決」ことを見に付けていく。

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2020年04月27日

Posted by ブクログ

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仕事において「考える」ことの大切さ、難しさを痛感し、「考える」ことが題材の本を読んでいる。
本書はストーリー仕立てで考える方法をいくつか紹介している。内容は少ないが、議論、意思決定、発想、問題解決といった個々のテーマに対して具体的にどのような考える方法が適しているかが書かれており、非常に分かりやすい
普段思うことは、「考える」ことは誰でも当たり前にやっていて、出来て当たり前のことであるが、それを常に一定のレベルで出来ている人間は少ない。これは「考える方法」が自身の中で確立されておらず、その場その場で一定の考え方を行える人が少ないからではないか(自分も含めて)。仕事において「考える」ことは最も大切なことであり、本書以外にも「考える方法」を身につけていきたい。

・「考える癖」を作るために、より具体的な内容にフォーカスする(漫然と考えない)。
・頭の整理に表を作る(図でまとめる)。
・「裏を返せば」を考える時のキーワードにする。

という3つは生活に取り入れていきたい。

内容を整理すると以下の通り。
■前提
・考えるということは具体的なテーマ(スタートとゴール)があるから出来る。そのため、何について考えるか、所謂スタートとゴールをきめることが大事。
・スタートとゴールを決めたら、ゴールから考える。そうすることで、余計に考えることをしなくて済む。
・仕事の中心となる問題解決における「考え方」は①論理的に考える②発想するという2つの組み合わせ。
■①論理的に考える
・論理的に考える方法は(1)演繹法(線をつなげる)(2)帰納法(線を増やし、複数の根拠を作る)の2つ。
・整理とは「表を作ること」。表を作ることで頭が整理され、議論の時に話がすぐに出来る(自分の頭の中のどこに何があるが分かる)。
<議論>
・議論で使える考え方は(1)反例の提示(レバニラ議論におけるネギトロ)(2)背理法(主張を正しいと仮定して矛盾を見つける)の2つ。
<意思決定>
・意思決定で使える考え方は(1)重みづけ(選択を無理にでも数値化し、定量化する)(2)消去法(他に選択しがない」というのは説得力がある。
<発想>
・発想を広げる、所謂100人いたら99人はしない考え方をするには、盲点を見つける。盲点を見つけるには、(1)逆に行く(「裏を返せば」を口癖にする)(2)常識を疑う(思い込みを捨てる)という2つが大切。賢い人は盲点(=ずるいこと)を考えられる人。

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2018年04月29日

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p69 整理するとは表を作ること
もしかしてこれってDBの正規化と同じ!!!

p89- 相手の主張を簡単に否定できるコツは、反例(当てはまらない例を1つ挙げる)と背理法(いったん正しいと仮定して、矛盾を見つける)

p113 何かを選択する場面では、評価方法(選ぶルール)を1つに決める。

p116 重み付け評価

p130 説得力ある決め方=消去法

p132 ゲーム理論とは、戦略的意思決定に関する行動を数学的にとらえる理論

p143 一番説得力あるそれを選んだ理由は、それしか選択肢がないという理由。

p165 簡単に発想力が身につくコツは、常識を疑うために、裏を返せばを口癖にする。

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2020年06月05日

Posted by ブクログ

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論理思考の基礎を会話形式でわかりやすく説明してくれる。
数学的な考え方に基づいていて、わかりやすい。

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2019年12月14日

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