あらすじ
ムリを重ねてある日突然うつになる。イライラや不安などの感情のムダ遣いで疲労する。やる気が長続きせず、仕事のパフォーマンスにムラがある……。このムリ・ムダ・ムラの三つに共通するのは「心のエネルギー」の使い方が下手なこと。そして、体力と同じように、心のエネルギー量も年と共に低下してくる。自衛隊のメンタルヘルスの教官が、心のエネルギーの上手なマネジメント方法、心身を疲れさせずに整える術を実践的にアドバイス。組織を率いる管理職、リーダーにも役立つ内容が満載。
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Posted by ブクログ
★きっかけ
「メンタル強くしたい〜」で下園先生の考え方がハマり、より深く知りたいと思ったから。
休職中に読んだ。
★感想
「メンタル強くしたい〜」で出てきた内容をもう少し深くした内容。
今回の休職は私にとって、自己理解が進んだ大きな出来事だった。
その中で下園先生の2冊の本には本当に支えられてもらった。
このタイミングで出会えてよかった。
ありがとうございます。
本の中で出てくる過去の自分を否定するのではなく「追加」していくこと、という考えにホッとした。
また、「あの人は私よりできる」と比べがちであったがそれは職場だけを見て比較している、という点にはハッとさせられた。あの人と私は家庭の役割が全然違うよな。
一番好きな言葉は「現実は、見方によってどうにでもなる」。
休職して、まだ服薬はしてるけど本当に精神的に良くなってきた感じがあり、この言葉を受け入れられるようになったし、自分の心に留めておきたい。
・自分の不調のサイン(眠りが浅くなる、自分を蔑ろにする。呼吸が浅くなる)が出てきたら早めに休息を取る。
・日常でメンタルがやられそうになったら、心の会議や7つの視点を使ってメンタルケアを行う。
Posted by ブクログ
社内で疲労やメンタルによる休息をとる人がちらほらいるため、なにか対策できることはないかと下記の本を読んでました~。
【読んでいる本】
☑自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術
☑世界はデザインで出来ている
【印象に残ったフレーズや内容】
◯疲労の三段階
①通常疲労:日常生活の中でおきる通常の疲労状態。
②2倍モード:①が悪化すると、2倍疲れを感じやすくなり、回復に2倍時間がかかる。仕事がまわらなくなっていき、思考力も低下。
③3倍モード:②が悪化すると、3倍疲れを感じやすくなり自力での回復が難しい。今まで見られなかったミスや言動が起こり、別人化が見られる。プロのサポートと長期休息が必要。
◯疲労に気づきづらい理由
①子どもの頃は自分の体力/知力も成長するので、壁を次第に乗り越える。年をとると体力と回復力が低下し、疲れを解消しずらくなる。子供の成功体験のままやると、疲労回復の収支が悪化し、ムリをためてしま
②現代のムリは精神的なムリ。昔のムリは体力的なムリ。体力は疲れを認識しやすいが、精神的ムリは「漠然としか」自覚できない。そのため気づかずに2倍モードに入る
③自信がある人、これまでストレスに強い人ほど過去の自分と比較し大丈夫と過信。
④疲労が蓄積すると本来できていた休息ができなくなる。不安から自分を責めて自己嫌悪し自責になる。
◯ムリに築くには、「もしかしたら今ムリが来てるとしたらどんな兆候があるか?」と考えてみる。自覚したらとにかく睡眠を確保。動的ストレスケアを控える
◯最初は仕事の忙しさは心地よい。ただ、それが継続するとやる気と能率が下がっていき時間が増え、ムリに拍車がっかる。
◯事前に疲労回復の時間をあらかじめ確保しておく。場当たり的に休むのではなく、仕事として休む。
◯**「つらさでブレーキをかけるよりも頭と心でブレーキを掛ける」つ**らさは麻痺してしまい、ついムリを重ねてしまう。頭で今の状態を推測し、体で兆候をしる。
【学び】
- 疲労から心が病んでいく仕組みがわかりやすい本だった。現代の疲労がなかなか気づきにくいものになっているので、対処法としては
- ムリを重ねる構造自体を理解する
- 元気なときに休み方を決めておく
- 休息を事前に計画し、疲労を回復させる
- 周りが変化にきずく(言動、健康等)、言いやすい環境を作る。休息も仕事という意識の共有
【実践すること】
- 社内wikiで整理しようかな
【振り返り】
- 社内でAI推進PJが立ち上がり、メンバーとしてアサインされた。構造化や情報収集、学習力といった自分の強みを発揮するいい機会なので、自分らしい貢献を意識して取り組む
Posted by ブクログ
心の疲れをとるための具体的な対策法が載っている。
本書を読むことで上手に息抜きするコツが分かる。
最近疲れやすいかも?と感じている人は一読する価値あり。
【7〜3バランス目標設定法】
なりたい自分を10、現在の自分を0としたら具体的行動を3〜7の間に収める。8-10の高得点な行動はしてはいけない。(何故なら今の自分とかけ離れた行動は無意識がブレーキをかけてしまい、三日坊主現象を起こしてしまうからだ)逆に2以下の行動は意識が満足しない。
3〜7の行動を続けていくうちに無意識が変化していき、「今の自分」が変化していく。
本書では無理をしがちな人間が「張る自分《無意識の行動》」から「頑張らなくていい自分《意識した行動》に変化させるための価値観修正法としてこの方法を紹介しているが、なるほどと関心した。
自分に過度な期待をせず、腹七分目の努力を地道に続けていくことが大人に必要な頑張り方なのだ。