あらすじ
師匠の死後、傷心のユギはひとり廟を継ぎ守っていたが、ある日不審な輩に師匠の棺を奪われる。 碧耀の護衛から戻ってきた符力の左慈とともに、盗人の手がかりを追って霊峰・八華山の護楽院を訪ね、師の師と対面したユギだが、そこで目にしたのは、絶対にありえない人物の姿。 また、体に蠱を抱える西域の青年牧師イルラックも、同じときに八華山を訪れていた──。 嵐の到来を予感させるシリーズ第3巻!
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Posted by ブクログ
回を追うごとに面白さも増していく、『五龍世界』シリーズ第3巻。ユギが霊峰・八華山を訪れて修行に励み、一人前の道士になっていく話しかなぁと思っていましたが、見事に裏切られました❗
師匠である劉濤華は、鼻持ちならない人物で好きになれませんが、不運な神父・イルラックが三度登場して、最後まで退屈することなく読み終えることが出来ました❗
ただ非常に残念なのは本書以降に続編が出版されていないことです。書き下ろし掌編の『旅は道連れ』は結構笑いを誘い、とても好きです❗全体的には好印象な中華系ファンタジーです♫