【感想・ネタバレ】美術館の舞台裏  ──魅せる展覧会を作るにはのレビュー

あらすじ

一九九七年、スペインのさびれた地方都市ビルバオに世界的に有名な建築家フランク・ゲーリー設計のビルバオ・グッゲンハイム美術館が誕生しました。その集客は最初の3年間で400万人、収益約5億ユーロ!しかしこの美術館は存続の危機に陥った老舗名門美術館による起死回生の挑戦でした。美術品の保存と研究を旨とする美術館に、今、商業化とグローバル化の波が押し寄せています。新しく変わりつつある文化の殿堂で何が起きているのでしょうか?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

まさに「舞台裏」。ここまで明らかにしていいのか!?あとがきで明らかにされた著者の決断に感謝したい。本書の位置づけは難しいが、美術展ファンならば、きっと最高に楽しめるはずだ。

〈以下、備忘録〉



・お金で美術品を借りる習慣を世界で作ったのは日本の新聞・放送局
・デパートの催事場での展示開催は日本独自
・デベロッパー系の美術館の存在も日本独自
・フランスのコンセルバトワール試験は弁護士より難しい。合格率2,3%。
・イギリスでは学芸員はkeeper。アメリカがcurator。
・ルーブル、オルセー級の館長は大統領の任命。
・個人所蔵の名前を明かさないのは、税金対策が絡んでいる。
・壁の色と照明

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2020年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三菱一号館美術館館長による、まさにタイトル通りの本。

文章はバランス悪いところもあり、一章一章短いから読みやすいんだけど、もうちょっと深いところまで書いて欲しいなという点もあるけど、興味深かった。

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2016年04月29日

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