【感想・ネタバレ】オペラ座の怪人のレビュー

あらすじ

十九世紀末、パリ。華やかなオペラ座の舞台裏では奇怪な事件が続発していた。首吊り死体、シャンデリアの落下。そして、その闇に跳梁する人影……。「オペラ座の怪人」と噂されるこの妖しい男は一体何者なのか? オペラ座の歌姫クリスティーヌに恋をしたために、ラウルは、この怪異に巻き込まれる。そして、その運命の夜、歌姫とラウルは、まるで導かれるように、恐ろしい事件に飲み込まれてゆく。オペラ座の地下で、闇を支配する怪人と対峙したラウルが目にした、想像を絶する光景とは? そして怪人と歌姫の真実とは? 不朽の名作『オペラ座の怪人』の新訳決定版、ついに刊行!

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Posted by ブクログ

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哀しくも美しい愛の物語というのは、こういうものだと思った。本当の愛を知ることができたのに、エリック(怪人)とクリスティーヌが結ばれなくて、不憫だった。

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2020年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・怪人、どんだけ歌うまいのよ!!(笑)

・はじめ、出てくる奴が全員ワガママ&自分勝手すぎて、「やっぱフランス人とは仲良くなれない!」と思いながら(笑)読んでた。

・でも、そのエゴイストな人物たちが、この物語を通して、終盤、ほんの少し、相手にふっっと思いを添わせる。。。真意はわからない。上辺だけなのかもしれない。その一瞬だけなのかもわからない。わからないくらい、かすかな描写。

・でも、わずかばかりの思いやりを感じたエリックは、嬉しくて嬉しくて、ホッとして、そのまま自殺してしまう。

・孤独が癒されたとたん、エリックには、横暴に振る舞う快感を得つづけたいという怪人的欲望が、ちっとも湧き出てこなくなった。ライバルを殺してでも手に入れたいクリスティーヌが、永遠に自分のもとに来ないとわかったのに、心が満ち足りている。その焦り、混乱。

・僕のさみしさを思い計って欲しいという、ほんとうの渇きが癒された後、、、手当たり次第の暴挙をやめ、別の生き方をはじめるには、エリックはあまりに疲れすぎていた。もう、無理だったんだ。

・幸せになりたい、満ち足りたい、その境い目に立ち往生し、生きる力の迸り先を見失った人に、どう手を差し伸べたら良いかわからない。悲しいな、と思った。

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2014年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画を見てから書籍を読みました。
映画に出てこないところは、すこし分かりづらかったですが、
全体の構成要素についての知見があるので、なんとか最後まで読み進みました。

映画か劇作を見ていなければ,読まなかったかもしれません。

作品の仕上げ方の勉強になります。

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2011年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一般常識として読んでおこうと読み始めた。
名前はよく聞くけれども内容がわからないから読んでみようシリーズ。
とても純愛。
ほんとに純愛。
こわいほどに純愛。
ぜひ舞台を観てみたい。

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2023年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 オペラ座の怪人は有名ですけど、ちゃんと小説で読むことで短いオペラ等々より多くの情報を読み取ることが出来ます。
 顔が見にくいことをコンプレックスに思う才能にあふれた陰キャっていう設定は古今東西どこでも使われるものです。その中でもオペラ座の怪人の才能はずぬけていて、心は一図であるのが同情できる点なのでしょう

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2018年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オペラ座の支配人モンシャルマン、リシャール就任の日に殺害されたオペラ座の道具係。前任の支配人からオペラ座の怪人について聞かされるモンシャルマン、リシャール。怪人に予約された5番ボックス席。案内係のジリー夫人が怪人と関係あると考えて解雇するが。新たな歌姫クリスティーヌ・ダーエと彼女に恋するシャニー子爵ラウル。オペラ座の女優カルロッタが舞台上で喉をおかしくした日、落下したシャンデリア。ジリー夫人の代わりに雇われた案内係の死。クリスティーヌが謎の人物と会話しているのを聞き調べ始めるラウル。クリスティーヌの失踪。謎のペルシャ人とオペラ座の地下に向かうラウル。

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2014年08月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

200ページほどは退屈だった。
怪人が醜い顔に生まれたオペラ座に棲みつく人間であることがわかって、ラウルとペルシャ人が怪人の棲家を探すことになってからは面白かった。
ラストにキスされたことで今までの辛さが昇華されたようだった様子がちょっとかわいそうだったけれども、それまでの人殺しの罪が消えるわけではないので、なんというか醜い顔のせいで人からの優しさを得られずに生きてきた結果自分勝手に生きることでしか生きていけなかったんだなあと思った
ラウルもクリスティーヌも死ぬと思っていた
愛するクリスティーヌに泣いてもらって、額にキスされてもうそれだけで満足しちゃうのは、これまで人から虐げられて散々な目に遭ってきて人から恐れられるだけだった人生を思って物悲しい

シャンデリアの落下シーンは一番の見どころだと思っていたのに意外とあっさり序盤に終わったのでびっくりだった

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画化されて話題になった原作の文庫本。自分が持ってるものはこの表紙じゃなかった。
読んでみたけど難しい……怪人は結局なんだったのかわからずじまい……。



というわけで2度目の読破に挑戦。
今度はやっと話が理解できた。1度目のときは精神的に子供だったんだ(え

最初のうちは怪人の行為がすべて魔術とかそういう類のものに見えて、これってファンタジー小説だったっけ……と読み進めるうち、怪人の手先の器用さと頭の回転のよさが浮き彫りになってくる。これは、ノンフィクションであってもおかしくない話なんだと。

怪人はいろいろあってイカレてるんだけど、最後の最後に救いがあるところがよかった。

クリスティーヌは序盤、頭が弱い残念な子っていう印象が強すぎるんだけど、最後の怪人とのイベント(というか)には、彼女がいい子であることがわかります。
ラウルもラウルである意味直情一直線の残念な子であることは間違いない(笑


よし、ちゃんと読めた(はず

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2009年10月07日

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