感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
とにかく沼地の陰鬱とした感じと、村人から恐れられる魔犬の存在が恐ろしげな雰囲気を醸し出していて良い。
ホームズの犯人を追い詰めるやり方は奇抜だし、凄いとは思うけど、結構運に助けられてる所もあるのでヒヤヒヤさせられる。
Posted by ブクログ
長編四作のなかで唯一の二部構成ではない作品。
ホームズの登場の仕方がある程度読めてしまったけれど、いつワトスンは気づくのだろう?とソワソワしながら読む楽しさがありました。ワトスンが振り回されてて不憫な気もするけれど本人はムッとしながらも許してるのでいいことに。
意外と魔の犬がちゃんと登場するのが終盤。
最後盛りに盛り上がって終結があっという間。伏線もスッキリしたので面白かったです。
Posted by ブクログ
ホームズを読むのはこの本で2作目。
謎の魔犬の話から始まり、そこから複雑に絡む思考、そして最後の伏線回収。
ホームズに使命を任され、あれよこれよと奮闘するワトスンがとても面白かった。ワトスンこんな一面もあったんだなあと。
ワトスンすら出し抜くホームズはさすがで、中盤から終盤まで一気に読んでしまいました。
またホームズ読みたいなあ
Posted by ブクログ
やはり長編が好き
霧深い湿ったドロドロした雰囲気の土地の感じがよく出ていて表現が変わっていて面白かった
犯人を捕らえられなかったのは残念だが依頼主の守りたかった人は守ることができた
最後の後日談のような感じでトリックが明かされるのも良かったし、
シャーロックホームズシリーズは必ず犯人の背景や細かい人物像、事情が描かれているのが好き
そしてワトソンがかなり活躍し、ワトソンと共に犯人を考えるのも面白かったしホームズからの連絡がなくソワソワ不安な感情もよく感じ取れて全体的にすごく面白かった
Posted by ブクログ
面白かった〜
これの前に読んだのが「四つの署名」で、ホームズとワトソンが2人で捜査したり犯人を追いかけ回したりするのが好きだった。
今作ではそういった展開はなく、ロンドンを離れてから最後までホームズの登場はなかったけど、ワトソンがホームズの指示を忠実に守ろうするところや、ホームズがワトソンの働きをちゃんと理解して言葉にしていたりと、最後に2人の信頼関係がちゃんと感じられて嬉しかった。
今作を読む前は、クリスティーの「アクロイド殺し」のような地方の館で起こる殺人事件のイメージだったけど、ダートムーアの少し不気味な風景や、事件の周囲で起こる不可思議な出来事、犬との緊迫したやり取りはエンタメ的で、読んでいて楽しかった。ホームズシリーズを読むと感じるワクワクを十分に楽しめた。
犯人はこの人しかないだろうと思いつつ、やっていることが残忍かつ狡猾で驚いた。
タイトルや序盤に出てくる「バスカヴィル家の犬」の伝説をどうやってホームズが解き明かすのかと思ってワクワクしつつ、物語を読むうちに伝説のことは頭の中で薄くなっていって、犯人がちゃんといるだろうという感覚になっていった。
Posted by ブクログ
ホームズ作品の長編の中で唯一2部構成になってない作品であり、今なおミステリーとして高い評価を受け続けている作品。様々な要素がこの物語の中に登場し、その一つである魔犬というものが大きなカギを握っている。ホームズがての離せない事件のため最後の方まで登場はしなくそれは残念だったが、最後しっかり決めるあたりはさすがだと思った。
Posted by ブクログ
The Hound of Baskervills(1902年、英)。
ホームズ・シリーズ、長編。
名家バスカヴィル家の当主が急死した。代々伝わる伝説によると、先祖の悪業のために、当主は呪われた魔の犬によって殺される運命にあるという…。ワトソンが伝説の謎に挑む。
ワトソン主体で物語が進行する、少し変わった趣向の作品。長編の中ではこの作品だけが、イギリス国内で話が完結している。