【感想・ネタバレ】竜宮ホテルのレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
水守響呼は、妖怪や幽霊の姿を見ることが出来る不思議な力の持主だ。 その日、住み慣れたアパートは崩壊して失い、「竜宮ホテル」へと移り住むこととなる。執筆一筋で人と関わる事もなく、その目に見える世界をも否定しながら生きてき た響呼であったが「竜宮ホテル」での生活で人やそうでない者たちと自然と触れ合い、少しずつ変わっていく。 書下し新作「旅の猫 風の翼」を収録。

【感想】

0
2017年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ひなぎくちゃんがかわいすぎる……!
 
良かったね、響呼さん。ずっと心残りになっていたあのひとと言葉を交わせて。

これも不思議なものたちが引き寄せられる竜宮ホテルという場所で、いろんな優しい人たちに会えて、話ができたからこそ、起こった奇跡なんだと思う。

二巻がとっても楽しみ。

0
2014年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ぐわっ、なんだ、この激かわな表紙はっ!
はっ、しかも村山さんではないですか~~~!!
くー、村山さんは既に花咲家シリーズがっ、
けど、やっぱこれも読みたい!!
っと、結構悩んだ挙句にやはり買う。

これもまた風早の町でのおはなし。
またワールドが広がってゆくねえ、でもいいなあ、素敵だなあ。海の近くの、緑の多い、そして坂と川のある町っとゆーのが私の中のイメージ。

大人の女性のためのファンタジーを、というのが原点でつくられたお話、とゆーことでしたが、
まあ、自分が大人の女性、とゆーカテゴリーに入るのかはどうかとして、確かにとっても素敵なファンタジーでした。
私も好きでしたっ!小公女セーラのあのシーン!!っとあとがきを読みつつはげしく共感。そうっ、なんつーか、やっぱり私はしあわせな物語が読みたいのだ~~!!

表紙のかわいい猫耳少女は、主人公、ではなく、
どこか自分のしあわせに臆病(?)なやどかり作家の響呼さん。ちょっとした偶然の出会いと突然の災難によりその名もファンタジーな竜宮ホテルに住むようになって・・・とゆーお話。
このホテルがまた素敵なんだー。
猫足のバスタブだとかっ!!昔の洋風映画かなんかでしかみたことないよっ!しかも温室に屋上庭園、温泉におまけにおいしいコーヒーまでっ。こんなとこに2、3日旅行で滞在する、とゆーのじゃなくて、住む、なんて、
もうそれだけでしあわせ気分じゃないですかっ!!!

過去は変えられない。
失ってしまったものは戻らない。
それでも哀しみを抱えてでも、前にすすめるし、しあわせになることは、できる。
響呼さんとのお父さんとのエピソードは
後悔が強くて哀しいものでしたが、それでも救いが、
きらきらと輝くブローチとともにあった、と思います。
いやあ、しかしきっと不思議なホテルにはいろいろ不思議があるんだろう、とは思っていましたが、
まさか時をかける少女的な未来人登場とは思いもよらず。つくづく、ファンタジーって自由だなあっと。
この自由っぷりが好きです。
どうやらこれもシリーズ化の模様。
私としてはこのホテルの創業者の幽霊さんに会ってみたいです。

0
2014年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

村山作品ではお馴染みの、風早の街の物語。
お話の舞台は不思議な住人が集まる"竜宮ホテル"。
あやかしを見る不思議な瞳を持つ作家の響呼、猫耳娘のひなぎく、管狐、人ならぬ者達。
今回も魅力的な登場人物が沢山出てきます。
優しい語り口のふんわりファンタジーで、読後感の良さは言わずもがなですね。
ひなぎく視点の書き下ろし短編も良かったです。
こんなホテルに住んでみたいなー。
この物語もまだ続いていく様なので、楽しみに待ちたいと思います。

0
2013年12月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初のころと、中盤から終盤にかけてが、主人公の考え方が全く違っていたので違和感というか…ずっとウジウジ後ろ向きだった主人公が、寅彦に会って話して(中略)ホテルに案内されてから突然プラス思考に切り替えてしまう辺りがいただけなかったです。
でも、それ以外は前向きな主人公として捉えて読んでいたので、作者の思惑通りふわふわした、どこかとりとめのない小さな奇跡)と魔法の物語を楽しんで読み終えました。日比木くんも生きててよかった!

不思議な空気ただよう、ふんわりとした世界のお話でした。

0
2013年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いやはや、ここまで圧倒的に可愛らしいお話を読まされると、根っからのペシミストである私も毒気を抜かれてしまうというもんです。いい意味でね。

 このお話の世界に入りたいと素直に思えました。この世界でなら自分も穏やかな気持ちで日々を生きていけるんじゃないかなあ、とね。
でも何も小説の中じゃなくても、人間はどこにでも飛べばいいし幸せになる権利を持っているんだよ、って事を小説を通じて伝えたいのでしょう。
確かに人間誰しも悔やまれる過去があったり失った何かを惜しんだり前に進む事を恐れたりしちゃいますしね。
喪失と再生、その命題を斜に構えることなく純粋な表現とメルヘンチックな世界観で一直線に表現できているように感じました。

 この作家さんの本を読むのは初めてだったんですけど、女性ならではの小説だったなと思います。これが男性による発想だったら・・・
主人公の性別が変わったり、ひなぎくちゃんとの描写がもっと漫画的になったり、悪人が1人2人出てきたりしちゃいそうな感じします(笑)
他にどういう小説を書いてらっしゃるか知りませんけど、この作品は筆者が自分自身をもろに投影してるように見受けられました。

幼少期いつでもできると思い込んでいた夢が、大人になっても結局実現できていなかった、しようと努力できていなかった・・・すごく分かるなぁ。

0
2013年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4年ぐらい前に刊行されたもののリニューアルでした。

自問自答が長々とされていて、ぶっちゃけ表紙に釣られて読んだ人が多いんじゃないか…という作品です。
私も表紙ホイホイでした(笑)

0
2014年02月02日

「SF・ファンタジー」ランキング