あらすじ
風流な貴公子の失敗談、「花を手折る人(花桜折る中将)」。年ごろなのに夢中になるのは虫ばかりの姫、「あたしは虫が好き(虫めづる姫君)」。一人の男をめぐる二人の女の明暗をあぶり出す「黒い眉墨(はいずみ)」……。無類の面白さと意外性に富む11編が、躍動するみずみずしい訳文で蘇ります。平安朝後期の物語文学に潜む普遍性――恋、ユーモア、悩み、人々の感情の行方――を、訳者による書き下ろしエッセイとともに!
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Posted by ブクログ
訳がライト過ぎて、あまり平安朝の雰囲気が楽しめなかった。ジュニア向けかな?
20220917表題作のみ再読。常識にとらわれない生き方をする姫君。現代におきかえて読むとなかなか味わい深い。