あらすじ
第一次オリオン大戦の二人の“英雄”、防衛省の永井政務次官補と地球連邦宇宙軍の南郷少佐は、<凍れる惑星>リェータに降り立った。戦後不況に苦しむこの惑星では住民の不満が高まり、クローンへの迫害を始めとする暴力行為が頻発。ついにその気運は連邦からの独立運動へと収斂し始め……。二十二世紀末、銀河へと版図を広げた人類の苦闘を描くSF巨篇、第二弾!
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Posted by ブクログ
リェータで生誕種別対立の予兆が始まり、事態の悪化は進む。そして南郷と永井がN-3へ
新作短編が追加されていなかったが、これまでの文庫化で最も大きく加筆されている驚き。
これまで、接触戦争の詳細は語られていなかったからね。
『その気になってしまった日本人は正義の戦争に熱狂した』
『イギリス人、その根性の悪さは異星人相手でも変わりは無かった』
『アメリカ人は、かれらの国家を成り立たせているファンタジー、すなわち独立戦争の再来を思わせる強大な敵の侵攻に奮い立ち、自国領内で反応兵器を使用することすらためらわなかった』
まあ、最悪の敵だよね。『全てあわせると何が出来るか…悪魔というのだ』とか言いたくなるレベルでw