あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
何をしてもやせられないのは、「太っていてこそ私」という呪いがかかっていたから!? 鏡を見られない人、写真を撮られるのが嫌いな人、必読! 前代未聞のダイエット法コミックエッセイ。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
呪詛を自覚的に気づいたら行動できるようになっていた、というのがちょっとうらやましい。呪詛だなあ、とわかっていてもなかなか動けないときもあるから。これ、本にまとまると時間が濃縮されるからで、きっと、本当はゆっくりかも。
Posted by ブクログ
言葉って呪いだと思います。
悪意のある、または悪意のない(つもりの)言葉が人を傷つけ、自分を縛る。
この本の著者の田房さんは自分が不健康に太っているという自覚があり、それではダメだという強い思いももっている。
が、食べてしまう。異常に。運動もしない。
人前に出るのも苦しく、笑いを誘わせようとするデブネタも恐怖だ。
過食症や強迫症、死を思うことでしか心を落ち着かせられない時もあった。
それではいけないといろんな試行錯誤をした記録が本エッセイ。
私だったら「だまされるんじゃないか」と思って手を出さないと思う前世セラピー、自己啓発CDや河合隼雄さんで有名な箱庭療法、ゲシュタルトセラピーなど様々なことを体験し、かけられた/自らにかけた呪詛=トラウマと向き合っていく。
鍵となるのは前々作、『母がしんどい』のおかあさん、ばかりではなく...。
いや、人ってささいにみえる言動でも気にやんでずうっと引きずっちゃったりするのである。
まわりも、本人ですら「たいしたことない」と思い込んでいた事が後々の人生を左右する。
怖いですよね。
他人の発言に一見親切のようでも悪意がこもっていたり、親から子へも密着している分悪い影響もあたえるかもしれない。
...この世は呪いで満ちている(笑)
逆にいい呪詛というのもある。
自信に満ちた人はいい呪詛を自分でもかけて、悪い呪詛を早め早めに自分でなんとか抜いているのだろう、とは田房さんの弁。
いわゆる自己肯定感が低い人、必読。
オカルトものでも単純なダイエットものでもないので注意。