あらすじ
本書では、GHQによる精神的な占領が続く日本の実態を各界の第1人者によって明らかにし、
日本を取り戻す発想法を提示する。具体的には、貴重な写真で展開するカラーグラビア、
写真・図解を多数入れた論文12本、およびコラム6本で構成。それ以外に、「黒塗り教科書を考える」と
「教科書の何が問題か」(ともに編集部作成)を掲載、巻末には「戦後70年の歴史年表」と
「敗戦後遺症を理解するためのガイドブック」も収録した充実の内容。
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Posted by ブクログ
昭和20年8月15日、日本は敗戦にて大戦の幕を閉じました。以降7年に及ぶ米軍による長期占領が始まりました。戦争終結から約7年間も敗戦国が占領されるということは、近代史上珍しい特異な時代を迎えることになるのです。
GHQは、日本が再びアメリカの脅威にならないようにすることを一番の眼目として様々な占領政策を実行していき、その最たるものは憲法改正です。敗戦して他国の憲法を改正するなどというものは、当時の国際法違反行為を公然とやってのけ、そしていまだに憲法内容・誤字さえ訂正されていないのです。
SF講和条約に調印し日本が主権国家として独立したにもかかわらず、GHQの占領政策の呪縛から解けていないことを、日本国民の多くは知らない。
大正生まれの人が存命であれば、戦前の日本の教育が如何に素晴らしいことがわかるであろうが、前後生まれの世代が日本の人口の大半を占めるようになった。なんとかなしいことか。今こそ、正しい歴史認識を学ばねばならない。
少なくとも、これから学ぶ子供たちに、日本人として誇りを待たせてあげたいと思います。