あらすじ
国交省の森崎が研究者から渡された報告書。マグニチュード8の東京直下型地震が近く起き、損失は百兆以上に上るという。しかも「東京から人が消える」。森崎は内々に指示を受け対策を練るも地震は発生してしまう。ただ規模は予想未満で安堵する森崎。だが、これはさらなる巨大地震の引き金だった……我々の生活はこんなに危ういのか。戦慄の予言小説。
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人の想いが国を動かす
ややうまく行き過ぎな感じもしますが、細部にリアリティーがあり、うまく行き過ぎな理由への種明かしがあり、都市計画や世界経済の世界がストーリーのなかで無理なく理解でき、とても楽しめました。文献リストも参考になります。
そして、これだけの大事業を画策し、推進し、完遂させる力は、結局は人が人を大切に想う気持ち、それが原動力になるというラストには静かな感動を覚えました。
読んで良かったです。