あらすじ
どうして、春は「あけぼの」?
平安中期、清少納言が中宮定子のもとに出仕した7年間の宮中経験や、その間に感じた物事を綴った日本最古のエッセイ集『枕草子』。当時、初めて散文に取り入れられた風景描写、男女間のエチケットなど、作者独自の観察力・批判力に注目する。紫式部と和泉式部も登場する特別章「女の才能、花開く」収載。
[内容]
第1章 鮮烈な情景描写
第2章 魅力的な男とは? 女とは?
第3章 マナーのない人、ある人
第4章 エッセイストの条件
ブックス特別章 女の才能、花開く──清少納言と紫式部と和泉式部
感情タグBEST3
題名は知っていても、読破するには、ちんぷんかんぷんの古典文学。それを親しみやすく解説しています。清少納言を題材にした今、現在制作されているアニメ映画「つるばみ色のなぎ子」清少納言を知る初心者向けとしての参考本として購入しました。
Posted by ブクログ
知ってたけど読んだことはない古典、枕草子。
まずは好きな100分で名著シリーズで読んでみる。
読んで思ったのは、文化は違えど、今も昔も、人の考えることはあまり変わらないな、ということ。
とても面白かった。
Posted by ブクログ
ライバルたちとの対比が面白かった。からりとした知性で「観察」を端的に切り取る清少納言と、「感動」にまかせて詠む歌が名作になってしまう和泉式部、そしてレトリックを織り込んだ計算ずくの建築的な文章で張り合う紫式部。