あらすじ
「ふざけてません、本気です」――――まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬(17歳)。イケメン坊ちゃんの夏目(17歳)と言い合ったり、辛辣最年長・迫(23歳)にイジられたり、一見温和な牧野(23歳)にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇!好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか?」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ!?
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Posted by ブクログ
『「オレは強くなりたいんです」「強くなってどうするの?」「プロになりたいからですよ!!」「誰も君たちがプロになることなんか望んでないのに?」』
将棋の棋士を目指してプロ手前の3段でじだんだする男たちの物語。スマートな天才とかではない主人公は、強くなる方法を求めて、でもどうすれば強くなれるのかが分からないからひたすら迷走するのですが、それがちょっと報われてくるので読んでいて楽しいです。
師匠の容赦の無い言葉が好き。
本当に面白い!!!
本当に面白いです。
4巻の感想にも書きましたが、心にずっしりくるような、逆に温まるような、素晴らしい作品です。
4巻で打ち切りって話ですが(あ、4巻まででもめっちゃ楽しめるんで、ぜひ読んでください!)、続きがいつか再開されることを祈って、レビューします!
どんどん魅力的になる主人公
最初は将棋の話って地味だなと思って読んでいたが話が進んでいくにつれ各登場人物の背景が描かれていくにつれ、特に最初は変人に見えていた主人公がどんどん魅力的になってくる。どんどん強くなる主人公、そしてその過去にワクワクする。
将棋を知らない人にもお勧めの作品です。
Posted by ブクログ
面白い!!将棋指さないけど!!(笑)将棋の知識全くないけど(笑)
会社で激務を経験した人であろう事は間違いないが、トウテムポールさん、お幾つなんかな…高以良に師匠が言う「睡眠はしっかりとる 学校で(職場)勉強(仕事)をする お風呂に入ったりご飯を食べたり生活の時間も必要 将棋(趣味)への時間は限られる」って、メンタルやられて体調崩すと実感する。日常を運営せずに趣味に没頭してるだけでも楽しいかもしれない。仕事が趣味の人もあるだろう。が、人間生きていく上で自分の肉体を維持する為の日常の些末な「生活のための労力」を割く事を怠ってはいかんのだよなぁ。部屋が汚い・片付いてないとか、マイナスエネルギー引き寄せるからねー。割と時間割通りに一日を運営してく方が健康面には「良」と出る。こんなに真っ直ぐな高以良でも、負けが込むと凹んでマイナス思考になるんだよ…
やっぱトウテムポールさんは社会における人間関係の狡さとか歪さとかに対して、真っ当さで向かう人間の悔しさとか怒りとか気持ち悪さ描くの上手すぎる!!!高以良がいつも一緒に勉強してる敢えて言うなら仲間でもある牧野に(誰だ?お前。)って心の中で大きな疑問符浮かべる気持ち解るわー。ついこの間思った事だよ、誰だよお前、って…人間がどんだけ腹黒いか忘れてたわ、って事を心底味わったとこだよ。ポールさんの漫画は深いな…頭使うんだよなぁ。
漫画を描くのが心底上手い人だよ…
Posted by ブクログ
マツケンが「あの」村山聖を演じることでもにわかに話題になりつつありそうな気配を感じることが出来る、将棋プロの養成機関、奨励会会員の話。
呪いの話でもある。
Posted by ブクログ
このタイトル…あの文豪の作品に何か絡むのかな!?
内容的には「将棋」に青春をかける若者たちのお話。
将棋の知識があまりないので、そっち方面はよくわからないんだけど、
「将棋」と「生き方」、どちらからも揺さぶられる
キャラクターたちのメンタルが興味深いです。
奨励会員の過酷さとか
主人公のモデルは棋譜監修もされている、いわゆるハッシー氏なのでしょうね。三段リーグでの反則負けや派手な見た目等々、やはりご当人を彷彿とさせますので。
ただ、結局あまり活躍できずじまいだった方なので、この作品自体も全4巻で一定、終わっているようですし、そこはそういう出来なのだろうと感じます。
主人公の葛藤や内面等はあまり見えず、これもちょっと残念でした。