あらすじ
暑い夏の午後、隼人は一人の男子生徒と出会う。それは、無口で周りと馴染もうとしない転校生の奏真だった。屋上に立つ奏真の姿と、自身の後ろめたい過去を重ねてしまう隼人は、彼のことを気にかけるようになる。そんな隼人の優しさに触れ、周りと馴染めずにいた奏真にも次第に笑顔が増えていく。そんな折、過去に隼人が傷つけ、拒絶した相手・宮沢が現れ―――。
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ひなこ先生推しです。今回少し重ためで切なくなるようなテーマで考えさせられました。自分の発言で傷ついた友人と同じトラウマを持つ奏真。隼人は過去の過ちを繰り返さないように奏真を救えるのかな。
考えさせられる
読んでいると、誰かを傷つけることは
したくないなぁ、と発言や行動には
よく気を付けないと、と強く思いました。
取り返しのつかないこともあるけど、
過ちを深く後悔して、二度と繰り返さないと
行動している隼人の成長がよかった。
昇との再会で、次の展開もとても気になる。
ひなこ先生の作品はなんか影がありちょっとした怖さがあります。DKでお互いに過去を持つ二人。奏真君が笑顔が増えてきたので良かったと思い木や最後の終わり方が衝撃でした。
作者さん買いです。なかなか重たそうなテーマでどうなるのかドキドキです。学生時代の嫌な記憶って大人になってもトラウマとして残るから、彼らが幸せな方向に行って欲しいな。
久々に読み返しましたが、、
読み返したのは久しぶりでしたが、切なくて切なくて、、ですね!
リアルな心理描写が描かれていて、絵も綺麗なのでスラスラと読んでいました。
2巻までしかないので、3巻も購入したいです。
前から気になっていた作品で、ようやく読めました。
思っていた以上にシリアスな展開で、お互い好きなのに過去のせいで踏み込めないのがなんとももどかしい!
良すぎた…
ひなこ先生が好きでお値段がお安くなってたのを機に一気に購入。
思ってた以上に重たい話ではあったけど思ってた以上に良きお話でした。
ひなこ先生の感情が昂った結果の衝動を表す描写がグッときて好きです。
とにかく途中から皆幸せになってくれーと思いながら読んでました笑
すごく微妙に引っかかる
ストーリー全体の展開としては良かったし、読み応えも有りました。続きも大きな展開が有りそうで、気になるところ。
個人的にすごく微妙なのは、主人公の受け入れ方が大き過ぎるところ。性格や経験から、と思えば思えますが。
匿名
葛藤はあれど
主人公にモヤっとしつつ、でもまぁ中学生の頃にあの問題を片付けるのは酷だから仕方がないとは言え、もう少し誠意を持っても良かったのでは、とも思った。
自殺未遂した彼にも幸せになってほしい!
ソワソワ
ひなこ先生のシリアス系お初です。
心がザワつくって言うか、ギュ〜ってなります。
隼人は、自分の軽率な発言で傷つけてしまった友達と奏真を重ねて、奏真の味方でいる事で償っている。
忘れたくても忘れられない過去。
その友達も奏真も、辛い経験をしてきたんだろうなと想像できる。
償いのつもりで側にいた隼人だけど、気持ちの変化が…
そんな時、奏真が友達だと連れてきたのは、隼人が傷つけた友達だった(・・;)
凄くソワソワします。
早く次を読もうと思います!!
何か展開が急すぎてびっくりしましたけど、なにかのトラウマを持ってるお二人が段々お互いに心を開いていくながらかなと思いました。面白かったです。
Posted by ブクログ
ひなこセンセ初の連載ものでシリアス系です。重いテーマだけど、端正できれいな絵柄はシリアスに向いてるなと思いました。
高校生もの。周囲から孤立している転校生の奏真と、過去の出来事のせいで彼のことをすごく気にしてしまう隼人の、衝撃的な出会いから徐々に親しくなっていく姿までがデリケートなタッチで描かれていました。
奏真が独りでいるのは皆に自分を受け入れてもらえないのが怖かったからで、その理由を知ってしまった隼人は自分が友人を拒絶してひどく傷つけてしまった過去を重ね、その罪滅ぼしかのように奏真に対して優しく心を尽くし、親切に世話を焼いてしまいます。
…重いです。
隼人の親切を素直に嬉しく思って好きになってしまう奏真の気持ちもわかるし、昔と同じ轍は踏まないと思うがゆえに奏真の面倒を見てしまう隼人の気持ちも痛いほどわかるんですよね…
また昔のような事が起きたら嫌だと思うから奏真に優しく接してしまうんだろうな。好意はあっても純粋じゃない後ろめたさ?
そんなことに全然気づいてなくて、とてもうれしそうな奏真の笑顔を見るとばれたら大変な事になりそうでこわい…
それにしても隼人、あんなことやこんなことまでされまくりで、流されすぎですよね…?
黙ってそこまでさせるのは、後ろめたさはあっても嫌いじゃないからだと確信しましたww
あー、ドキドキさせられます!
二人の間の微妙な温度差がこれからどう転んでいくのか、めちゃくちゃ気になります。
それにたたみかけるようにラスト、「初めまして…」って現れたり…!
続きは来年なんですね。待ち遠しいです。
Posted by ブクログ
ある日、屋上から身を乗り出していた同学年の奏真と出逢った隼人、それをきっかけに無口な彼に頻繁に話を振りだし、二人は次第に打ち解けるのですが奏真は隼人に対し恋愛感情を抱くようになります。隼人はそれを知っても誰にも言わないことを誓いますがしかし隼人には実は繰り返したくないとある過去があり、奏真への優しさはその罪滅ぼしに等しかったのです。
奏真は隼人の友人も含めつるんでいるうちに明るさを取り戻し笑顔が増えていくのですがそれとは裏腹に隼人は奏真が前向きになるほどに逆に自分が贖罪のために奏真を利用してそれを言わずにいる後ろ暗さに悩みます。
奏真の気持ちを受け入れないのに拒絶もしない、そんな友達以上恋人未満の関係を続けながらどんどん後悔の泥沼に嵌まって行ってしまう隼人の心理描写が秀逸だと思いました。
2巻に繋がるラストは隼人の過去に関してもっと踏み込む話になる終わり方をしているのでこれを読む方は続きが気になること間違いなしです。