【感想・ネタバレ】2020年マンション大崩壊のレビュー

あらすじ

あなたのマンションは大丈夫か。
2020年の東京オリンピックを前にマンション価格は上昇中。ところが、その裏では空室急増、老朽化、スラム化など多くの問題が生まれつつある。マンション600万戸時代を迎えたいま、人気のタワーマンションをふくめてマンションの資産価値を考え、問題解決の処方箋をプロの目から提案する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私が住む町の2駅先でもここ数年でタワーマンションが乱立し、ついには徒歩圏にも2棟ほど計画が持ち上がっていることを知った。少子高齢化が進み、しかも東日本大震災の時にタワーマンションが大変だったことはよく言われていたのに、こんなにガンガン建ててどうなっているんだろう・・・と漠然とした疑問を感じていたのだが、この本はそんな私の漠然とした疑問に明快に答えてくれた。
また、実家がまさしく昭和のマンションなので、今後起こり得るだろう問題も勉強できた。幸いにも環境がいいと人気があるので、空室率は平均よりは下のなのだと思うが、築年数を考えると近いうちに大規模修繕の話などは持ち上がってくるだろう。もしかしたら、その時には私は相続人として関わらなくてはならないかもしれない。自分は住まないからと知らん顔せず、子供やその先の代にどういうコミュニティを残してあげるつもりなのか、真剣に向き合っていく必要があると思った。
著者は三井不動産で働いていた経歴もあり、デベロッパーの実情などもよくご存知で、また問題点の羅列にとどまらずにこれからの提言なども書いているので、手に取ったときの印象以上に読んでいて面白く参考になり、1日で読んでしまった。まあ、もうちょっとデベロッパーに厳しくてもよかったんじゃないかなとは思って星は4つだけど、出身業界に対して客観的な指摘はしていると思う。
最後に、印象深かった箇所を。マンション住人だった自分だが、「住む」という行為の当り前さに、もしかしたらこの認識が薄かったかもしれないという反省を込めて。
「いわば、マンションという共同体は町や国といった仕組みの縮図ともいえるものかもしれません。マンション内には様々な価値観を持った人々が暮らしています。その社会で平穏に暮らしていくためのルールを定め、全員がそのルールを守って健全な生活を送っていくことが必要だからです」(P115)

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2016年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高齢者がマンションに移ってくるが、大規模修繕が必要な場合、余分な費用を出したがらず、修繕が行えず、建物が劣化する危険性。
大勢の中国人がマンション(高層階が好み)を購入した場合のマナー(特にゴミ捨て)と、管理費や修繕積立金等の問題。

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2016年02月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

空き家増えてやばい問題が都心まで広がるだろう、という内容だったが、警告範囲が広い。都心部主要都市以外安全とは言えないのはそりゃそうだろうけど…
神奈川辺りのちょっと品川新宿から外れた場所でも、駅近特急停車駅だと全然値下がりしそうな感じはしない。
若者が多くて活気溢れるところに住むのが良いらしい。なるほど。

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2017年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悲観的に描くかどうかなんだろうけれど。それなりに説得力はある。タワマンの話は結構怖い。さて、ここどうするかなあ。

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2017年03月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マンション事情に興味があり、手に取ってみた。
この本を読むと、マンション購入という選択肢はなくなります(笑)

下記参考になったポイントです。

・日本の住宅のおよそ7軒に1軒は空き家。今後も増えていくことが予想されている。大阪市も空き家が多く、田舎だけの問題ではない。

・都心への人口回帰現象が起きており、「郊外に住む」という選択肢は物理的にもありえなくなっている。

・不動産のプロの間では、築5年から10年の中古マンションを購入するのが一番お得と言われている。

・マンションにおける区分所有者の年齢構成が大きく高齢者側に偏ると、「自分の代だけ住めればよい」という発想に立ち、将来に引き継ぐ施策が行われなくなる。その結果、「貸す」ことも「売る」こともできなくなる。

・「住む」だけの利用価値を考えるならば、一部のエリアを除いてマンションという資産はあまり魅力的なものとは言い難い。ローン支払いから解放されてからも、建物維持修繕費や空き住戸問題、他人の管理費未納・滞納問題がある。

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2016年03月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 耳の痛い話である。

 住んでいたマンションから引っ越して、元のマンションを貸しもせず売りにも出さず、荷物もそのままで放置している張本人だからである。

 幼稚園より前から暮らしたマンションは買った当時は億ションだったらしい。
 大学1年の夏にばあちゃん所有のアパート4階に引っ越して、それ以来放置しているのだ。


 そんなマンションが日本で急増しているという。

 上の世代は資産と思っているのだろうが、マンション残される世代から見ると、そんなものは負債でしかない。
 
 部屋に残る大量のゴミ、築30年、40年を過ぎて資産価値はほぼ無い。貸しに出しても売りに出しても人手が付かない。

 全く、困る。

 困っているのだが、中を片付けてリフォームして、なんてやっている気力があるわけない。

 
 マンションを放置して逃げ出す一方、マンションに立てこもる人たちもいる。

 引っ越しするには金がない年金生活。マンションを終の棲家と定めた人たちにとって、マンションの建て替え修繕などは金がかかってしょうがない。

 このまま俺はここに住む。死んだ後のことは知らん。カネは出さん。俺に関わるな。


 少子高齢化で人口は減っているのに、マンションの着工件数は増えている。

 さて、空家だらけのマンションの行きつく先は...。

 日本の問題の諸根源は、すべて人口問題につながる。有効な処方箋はあるのだろうか。

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2015年10月09日

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