【感想・ネタバレ】ノロワレ 怪奇作家真木夢人と幽霊マンション(下)のレビュー

あらすじ

「なんで……あなた達の子は生きてるのっ!? 死んでよ!! あんたの子も同じように──」ホラー小説レーベルの編集者・西任結が息子のために引っ越したマンションで起きた、子供たちが次々と亡くなっていく惨劇。だが被害は子供だけではなく、大人にも拡がり始めていた。そして恐怖に耐えられず、壊れていく住人達。随所で確認されるのは、首のもがれた不気味な紅い紙人形。やがて住人達の怖れの矛先は一つの部屋へと繋がっていく。それは過去から続く悲劇の連鎖でもあり……。そして悲劇の夜が始まり、明けていく。事件の裏に隠された真相とは──。

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ホラーとして読むと、今まで甲田先生の作品より身に迫る恐怖が濃くなかったので、ホッとしました。大仰なことなど出来ない、大立ち回りなんて出来ない、等身大の出来ることと結末を描いているのが素敵だと思います。

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2017年03月14日

Posted by ブクログ

呪っていた人物が判明して、止めるためとはいえ大勢の前で殺害しようとするとは。
呪いによってかなりの数が死にましたね。
罪のない子供を中心にして。
凄まじい復讐です。

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2016年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幽霊マンションの最終巻。
今までの作品に比べると、オーソドックスなホラーだったなあと思いました。
マンションの住人を襲う幽霊に散々びびりましたが、一番怖かったのは人間です。
最愛の人を故意に失うとこれ程壊れてしまうのかとぞっとしました。

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2016年06月16日

Posted by ブクログ

マンション住人の子供が犠牲者の大半を占める一連の騒動がついに終局に向けて動き出す。事件に遅れてやって来た作家・夢人の元に情報が集まり始める一方、マンション住人の親の中にも変化が現れ始める。被害を免れた子供たちは、そして子供を抱える親たちは、無事正気で生き延びることが出来るのか。

そう、最初から気付いていなくちゃいけなかった。これは推理小説ではないし、ミステリーでもない。探偵役なんて最初から現場には不在だったわけだし、そもそも彼は探偵ではなく作家だ。何かできることがあるとすればそれは、主人公であるシングルマザーの編集者の出来る範疇のことであるっていうことだけだ。救いようがないが、ある意味救いとも言える結末は妥当だ。

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2016年05月28日

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