あらすじ
『もし深夜に子供がドアをノックしても、絶対に開けないで下さい』 ホラー小説レーベルの編集者・西任結は、子供の喘息を憂い地方への引っ越しを決めた。だが、そのマンションでは奇妙な出来事が多く起こる。川に浮かぶ幾つもの紅い流し雛、不自然に多い空き部屋、「よそ者は出て行け」と怒りを露わにする老人、そして掲示板に貼られた謎の掲示――。 結は「新居がいわくつきだったら教えて下さい」と告げた若きベストセラー作家・真木夢人に相談を持ちかけるのだが、事態は一向に変わらず。そして、ついに住人の子供が奇怪な死に巻き込まれ――。
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Posted by ブクログ
3巻ある内の一番初めの巻ということで、事件は起こりますがホラー度は控えめな感じです。夢人さん要素も控えめ。というか、ほぼ出ないです。残念…。
甲田先生のじわじわ迫ってくる恐怖やグロテスクな描写が好きなので(変な意味ではなく)次巻が楽しみです。
しかし、風乃さんのシリーズといい最近はスピンオフばかり出ますね…。どちらも面白いし魅力たっぷりなんですが。
ノロワレ本編もいつまでもお待ちしています…。
Posted by ブクログ
やはりこのひとが書く和モノが好き。
夢人が現場に到着したところで終わってしまった……。
つ、続き!早く読みたい!
克己君に夢人はどう見えるのかな。
Posted by ブクログ
献本企画で当選しました。
この本を選んだ理由は表紙が可愛かったから。
あとは、自分ではあまりホラーを買ってまで読まないのでこの機会に読んでみようかなと思って。
当選してから気づいたけど、上巻でした…。
下巻を読まずに評価をするのは難しいので星は3つです。
シングルマザーの結は息子の克己が喘息を発症したのを機に、会社員からフリーの編集者に転身し郊外のマンションに引っ越した。
築浅で綺麗なマンションだしお隣の住人は同年代の子供がいる家庭で母子ともに仲良くなれそう。
幸先よく新生活が始まったと思われたが、そのマンションでは不可解な事件が起きていた。
子供、水難、人形…と日本ホラーのお約束が目白押し。
読み終わって表紙を見ると、すべての要素が詰め込まれてとても本文の雰囲気に合っていて素敵だと思う。
時折克己視点で語られるモノローグが健気で可愛い。
表紙が気になった人には、イメージ通りだから読んでみてほしい。
下巻では変わり者作家・真木夢人が事件を解決してくれるのだろうという終わり方。
怪異の正体は何なのか。
どのような方法でその正体に辿り着くのか。
早く続きが読みたい。