あらすじ
悩みは「消す」ことができる。そしてそれには「方法」がある――ブッダの「超合理的で、超シンプル」な教えを日常生活に活かすには? 注目の“独立派”出家僧が原始仏教からひもとく“役に立つ仏教”。
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Posted by ブクログ
・人と関わるときは、心の前半分を相手を「ただ理解すること」に使い、後ろ半分を「自分の心の動きを見ること」に使う。
・無駄な判断をしない。「真実かつ有益」な判断のみをする。
・ありのままの自分=頑張れている自分-五つの妨げ
・正しい生き方の例
①無駄に反応しない
②三毒(欲・怒り・妄想)を解消する
③慈・悲・喜・捨の心で向き合う
・快を増やして、不快を減らす
・目を閉じて外の世界を切り離し、自分の心の中を見つめる。そして目を開けて、妄想から目醒める。
・自分を見失ったら、「正しい生き方」「正しい心」に戻り、また歩み出せばいい。
・いついかなる時も、自分を否定しない。肯定する。
良い本です。
自己啓発本は色々読んだのですが、1番ストンと腑に落ちました。
「こう考えましょう!」とかぐいぐい来る感じでは無く、本当にあるがままをまず受け止めると言う考え方。
仏教の考え方が根底にあるのですが、仏教徒で無くとも理解し易く、またあまり宗教的な物を持ち出し過ぎず、なんとも丁度良いです。
「ああしなさい」「こうしなさい」と言われるとプレッシャーになるタイプにもオススメです。
おススメ
苦しみがあるのが人生、それをなるべく減らす心のあり方を拠り所に持っていよう、という話。正しいかどうかでなく、苦しみを減らすことでもたらされる自らの利益重視な生き方にシフトするとたしかに楽だと思いました。案外自分はこだわっていて、苦しみも迎合していたのだと気づかされました。今後はもっと苦しみを減らして生きてよいんだと思えた良本。