【感想・ネタバレ】ひとつ海のパラスアテナ2のレビュー

あらすじ

「大丈夫。助けはきっと来るよ」 見渡す限りの水平線(ホライゾン)。浮き輪もなしで波間に漂う少女・アキと、もう一人。疲労は、限界だった。『溺死』という不吉な二文字が、脳裏をよぎる。「……来ないと、思います」 波間にぽつんとたゆたう二人。海と空。二色の青しか存在しない現代(アフター)で、漂流者を助ける者は漂流者自身しかいない。 「大丈夫。絶対助かるよ」 「助かりません」 二人の周囲には、海面から太いケーブルが脱出を遮るように突き出し、漏電によって稲妻のように輝いていた。ケーブルの上には、獲物の命が尽きるのを待つ猛禽の眼もあった。 少女が悟ったように、微笑みながら言った。 「助けは『絶対に』来ないんです。ここは……セントゥリア海峡ですから」 絶望的な状況の中で――二人の「生きるための戦い」が、始まる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

またも無人島でサバイバルをして、シーロバーと対決。終わり方と言い、一巻とほぼ同じ。面白くはあるが、ある意味予定調和なので飽きが早そう。サバイバル知識やら航海知識の背景は強いが、ストーリーの作りがイマイチ。デビュー作なので、今後のストーリーの強化に期待。化ける実力はあると思う。神話になぞらえて自然現象を使ったりと、SFな手法と発想力は相変わらず上手い。

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2015年05月18日

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