【感想・ネタバレ】教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~のレビュー

あらすじ

学校教育の問題は、「善さ」を追い求めることによって、その裏側に潜むリスクが忘れられてしまうこと、そのリスクを乗り越えたことを必要以上に「すばらしい」ことと捉えてしまうことによって起きている! 巨大化する組体操、家族幻想を抱いたままの2分の1成人式、教員の過重な負担……今まで見て見ぬふりをされてきた「教育リスク」をエビデンスを用いて指摘し、子どもや先生が脅かされた教育の実態を明らかにする。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「教育」という「善きもの」によって様々なリスクや問題が直視されず、時には軽視されたまま今現在に至っているという実状をエビデンス(数値資料)をもとに書きだした一冊。
・組み体操
・2分の1成人式
・部活動(体罰・指導と教員の過重負担)
・柔道

上3つは現在問題になっていること。
柔道の死亡事故ゼロになったという事実は知らなかった。
しかし、この事例は他の問題も改善出来うるということを教えてくれる。
それと同時に本書で静かに問題にされている学校問題における「四層構造」。
今学校と直接関わりを持たないからこそ、問題点やエビデンスを客観的に見られるようになりたいと思った。

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2016年03月08日

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