【感想・ネタバレ】破断 越境捜査のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年05月10日

『破断 越境捜査』/笹本稜平

警察小説のシリーズもののうち、第3弾にあたります。著者の作品を初めて手に取ったのが、このシリーズでした。瞬時にのめりこんでいき、いつも続編が出るのを心待ちにしています。
警察小説ですが、どちらかというと、派手なアクションシーンをはじめ色濃い、味濃いシーンというより、あ...続きを読むっさり目な印象が強いのですが、本書においては警察vs公安の図式が明確に示されており、最後はそこまでいったかという展開になっています。

神奈川県瀬谷区の山林で、白骨化した死体が発見された。死体は10年前に都内で疾走した右翼の大物。神奈川県警は自殺で片づけたが、あることに疑念を持つところから物語が始まります。
登場人物も一癖も二癖もある者ばかり。巨大な影となってつきまとう公安に対して、捜査一課の刑事と、県警の不良刑事、ヤクザの大物がワンチームとなり、正攻法ではなく、型破りな対抗法で公安と張り合う!!果たして結末は・・・

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年06月18日

評価は4.

内容(BOOKデーターベースより)
神奈川県瀬谷区の山林で、白骨化した死体が発見された。死体は、十年前に都内で失踪した右翼の大物。神奈川県警は自殺で片付けたが、あることに疑念を持ち捜査結果に納得しない県警の刑事がいた。宮野裕之。宮野はさっそく警視庁に赴く。捜査一課の鷺沼友哉にその疑念を...続きを読む話し、やがて、“不正規捜査”が始まった―。物語冒頭からトップギアで走るスピーディな展開。次々とわき起こる謎。2人の前にちらつく公安警察の影。まるで現実を見ているかのような組織の腐敗を正義で抉る、大好評シリーズ第3弾!!

安定のおもしろさ。しかし、このシリーズを読んでいると公安の腐敗、検察庁の腐敗って現実なんだろうなぁ~と思えてくる。いざって時警察って頼れないんだろうか?

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Posted by ブクログ 2016年01月06日

警視庁刑事鷺沼、神奈川県警刑事宮野に、鷺沼の上司三好、同僚の井上、そして裏世界の福富が加わっての異色メンバーが活躍する『越境』シリーズ3作目。
今回の敵は、公安そのもの。巨大な敵にどう立ち向かうか興味満点だったが、3作目ともなるとデジャブ感が・・・
それにしても、このシリーズ、『素行調査官』シリーズ...続きを読むと、警察組織の腐敗をこれでもかと書いている著者は、警察から目をつけられていることはないのだろうか(笑)

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Posted by ブクログ 2015年04月20日

笹本さんの小説は面白いですね!
このシリーズを初めて読みましたが、巨大な警察組織に挑む姿は勇敢です。
自分に身近な場所がたくさん出てきてそれも嬉しい。横浜市泉区新橋町や瀬谷区の山林、相模原の工場など…

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Posted by ブクログ 2017年06月25日

シリーズ3作目。
神奈川県警の管轄で白骨化した遺体が見つかる。状況から県警は自殺と断定するが、臨場した宮野は遺体の側に落ちていた拳銃が、警官しか所持しないニューナンブであることに気付き、またもや、警視庁捜査一課に相談を持ち込む。遺体の身元が10年前に失踪した右翼の幹部であることから、鷺沼たちも捜査に...続きを読む乗り出す…
今回の敵は、公安そのもの。真相に近づくと、関係者が殺害され、ラストまで鷺沼たちの敗北が濃厚なまま。
ハードボイルド感は、やはり1作目に比べると少ないものの、鷺沼たちがどのように逆境を乗り越えるのか、気になり、ページをめくる手が進む作品。
前作までは、読み終わるまで、結構時間がかかっていたが、今回は1日で読破。だいぶシリーズにも慣れて来た感じはするが、毎回先が読めない展開にどんどんハマる。

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